卓球ダブルスのルールと点数|この記事で全部わかります
「卓球のダブルスって、サーブの順番がよくわからない…」「点数の数え方はシングルスと同じなの?」そんな疑問を持っていませんか?卓球のダブルスには、シングルスにはない独自のルールが多くあります。サーブの出し方、打つ順番、点数の取り方など、知らないと試合中に混乱してしまうポイントが満載です。
この記事では、卓球ダブルスのルールと点数について初心者にもわかりやすく徹底解説します。試合で慌てないための基礎知識から、審判がいない場合のセルフジャッジのコツまで網羅しているので、ぜひ最後までお読みください。
卓球ダブルスの基本ルール|シングルスとの違いを理解しよう
まず、卓球ダブルスとシングルスの大きな違いを確認しましょう。ダブルスでは2人1組でプレーしますが、単に2人で打つだけではありません。シングルスとは異なる明確なルールがいくつも存在します。
ダブルスとシングルスの主な違い一覧
| 項目 | シングルス | ダブルス |
|---|---|---|
| プレー人数 | 1対1 | 2対2 |
| サーブの方向 | 台のどこに出してもOK | 右半面から対角の右半面へ |
| 打球の順番 | 自由に打てる | 交互に打つ(必ず順番を守る) |
| サーブ交代 | 2本ずつ交代 | 2本ずつ交代+レシーバーも交代 |
| チェンジエンド | ゲーム間のみ | ゲーム間+最終ゲーム5点時 |
このように、ダブルスにはシングルスよりも細かいルールが設定されています。特にサーブの方向と打球の順番はダブルス特有のルールです。これらを正しく理解することが、スムーズな試合運びの第一歩となります。
初心者の方がまず覚えるべきは「交互に打つ」というルールです。ペアの2人が必ず交互にボールを打たなければなりません。同じ人が2回続けて打つと反則になります。このルールがあるからこそ、ダブルスではフットワークとパートナーとの連携が非常に重要になるのです。
卓球ダブルスの点数の数え方|得点ルールを完全解説
次に、ダブルスにおける点数の数え方を詳しく見ていきましょう。基本的な得点システムはシングルスと同じですが、ダブルス特有の得点・失点パターンがあります。
基本の得点ルール
卓球ダブルスの点数ルールは以下のとおりです。
- 1ゲームは11点先取で勝利
- 10対10(デュース)になった場合は2点差がつくまで続行
- 試合は3ゲームマッチ(2ゲーム先取)または5ゲームマッチ(3ゲーム先取)が一般的
- 公式大会では5ゲームマッチ(3ゲーム先取)が標準
点数が入るタイミングはシングルスと同じです。相手がミスをしたり、自分たちが得点を決めたりすると1点が入ります。
ダブルス特有の得点・失点パターン
ダブルスでは以下の場合に相手の得点になります。
- サーブを対角の右半面に出せなかった場合
- 打球順を間違えた場合(同じ選手が2回続けて打った場合)
- ボールがネットを越えなかった場合
- ボールが台の外に出た場合
- ラケットを持たない手で台に触れた場合
特に注意すべきは打球順の間違いです。ラリー中に興奮して順番を間違えてしまうと、その時点で相手の得点になります。これはダブルスで最も起こりやすい反則の一つです。
デュースのルール
10対10になるとデュースに突入します。デュースでは、サーブは1本ずつ交代になります。通常は2本交代ですが、デュース時は1本ごとにサーバーとレシーバーが入れ替わるので注意してください。この切り替えは初心者が混乱しやすいポイントです。
デュースでは精神的なプレッシャーが大きくなるため、日頃からデュースの場面を想定した練習をしておくことが重要です。サーブの順番をしっかり確認し合う習慣をつけましょう。
サーブのルール|順番・方向・交代の仕組みを図解で理解
卓球ダブルスで最も複雑なのがサーブに関するルールです。ここをしっかり理解すれば、試合中に混乱することはありません。
サーブの方向は「右半面から対角の右半面へ」
ダブルスのサーブは、自分のコートの右半面から相手コートの右半面(対角線上)に出さなければなりません。シングルスのようにコートのどこに出してもよいわけではないのです。
台の中央にはセンターラインが引かれています。サーブはこのセンターラインの右側からトスを上げ、対角にある相手の右半面にバウンドさせる必要があります。センターラインに触れたサーブは有効(セーフ)です。
サーブ順とレシーブ順の交代ルール
サーブとレシーブの順番は以下のように回ります。具体例で説明しましょう。
ペアをA・B(自チーム)とC・D(相手チーム)とします。
- 最初の2本:Aがサーブ → Cがレシーブ
- 次の2本:Cがサーブ → Bがレシーブ
- 次の2本:Bがサーブ → Dがレシーブ
- 次の2本:Dがサーブ → Aがレシーブ
- 以降、この順番を繰り返す
ポイントは、サーブを受けた選手が次のサーバーになるということです。そして、次にレシーブするのはサーバーのパートナーです。この法則を覚えておけば、順番を見失うことはありません。
ゲーム間のサーブ順変更
2ゲーム目以降は、前のゲームの最初のレシーバーが最初のサーバーになります。そして、レシーバーは前のゲームとは違うペアの選手が受けます。つまり、ゲームごとにサーブとレシーブの組み合わせが変わるのです。
この仕組みにより、すべてのサーブ・レシーブの組み合わせが試合中に発生するようになっています。特定の組み合わせだけが有利・不利にならないよう、公平性が保たれているのです。
サーブの練習にはしっかりとした用具選びも大切です。ダブルスではコントロール重視のラケットが好まれる傾向があります。
Amazon等で購入できるバタフライの「ティモボルALC」は、適度な弾みとコントロール性能のバランスに優れ、ダブルスのサーブにも適しています。初中級者には同じくバタフライの「コルベルSK7」もおすすめです。軽量で操作性が高く、素早いフットワークが求められるダブルスにぴったりのラケットです。
交互打ち(ローテーション)のルールと動き方のコツ
ダブルスの最大の特徴は、ペアが交互にボールを打つというルールです。このローテーションをスムーズに行うことが、ダブルスで勝つための鍵になります。
交互打ちの基本ルール
ラリー中、ボールは必ずペアの2人が交互に打たなければなりません。例えば、Aがサーブを出した場合、相手のリターン後はBが打ちます。その次はまたAが打つ番です。この順番を一度でも間違えると、相手の得点になります。
ただし、ラリーが途切れた次のポイントでは、打球順はリセットされます。新しいサーブが始まれば、その時点のサーバーとレシーバーの関係で打球順が決まります。
スムーズなローテーションの動き方
効率的なローテーションにはいくつかのパターンがあります。
- ハの字型:打った後に斜め後ろに下がる最も基本的な動き
- 回転型(サークル型):打った後にパートナーと円を描くように入れ替わる
- V字型:台の中央を基点にV字を描くように動く
初心者におすすめなのはハの字型です。打ったら斜め後ろに素早く移動し、パートナーに打つスペースを空けます。慣れてきたら回転型に挑戦しましょう。回転型は上級者が多く採用する動き方で、連続攻撃がしやすいメリットがあります。
交互打ちの練習方法
交互打ちをスムーズにするための練習方法をご紹介します。
- フォア対フォアのラリー:2人とも台のフォア側に立ち、交互にフォアハンドで打つ基本練習
- ワンコースラリー:相手のバック側にだけ返球し、動きのパターンを体に覚えさせる
- 多球練習:コーチや練習相手に球出しをしてもらい、ひたすらローテーションの動きを反復する
多球練習には卓球ボールがたくさん必要です。Amazonで販売している「Nittaku(ニッタク)プラ3スタープレミアム」は公認球として品質が高く、練習にも試合にも使えます。練習量が多い方は「Nittaku Jトップトレ球」のような練習用ボールをまとめ買いするのがおすすめです。100球入りのセットなど大容量パックが経済的です。
チェンジエンド・タイムアウトのルール
ダブルスにはチェンジエンドやタイムアウトに関する独自のルールもあります。シングルスとの違いを押さえておきましょう。
チェンジエンドのタイミング
チェンジエンドとは、対戦する両チームがコートの左右を入れ替えることです。
- 各ゲーム終了後:ゲームが変わるたびにチェンジエンドを行います
- 最終ゲームの5点時:最終ゲーム(3ゲームマッチなら第3ゲーム、5ゲームマッチなら第5ゲーム)でどちらかが5点に達した時点でチェンジエンドします
最終ゲーム5点時のチェンジエンドはダブルスで特に重要です。このとき、レシーバーの順番も入れ替わります。つまり、チェンジエンド前にAがレシーブしていた場合、チェンジエンド後はBがレシーブになります。サーバーは変わりません。
この5点時のレシーバー変更を忘れてしまうケースが非常に多いので、必ず確認する習慣をつけてください。
タイムアウトのルール
各チームは1試合(マッチ)に1回、最大1分間のタイムアウトを取ることができます。タイムアウトはどちらのチームでもボールがインプレーでない時に請求可能です。
タイムアウトの活用タイミングとしては以下がおすすめです。
- 相手に連続得点されて流れが悪いとき
- 作戦を変更したいとき
- デュース前後の精神的に重要な場面
ダブルスではペア間のコミュニケーションが勝敗を左右します。タイムアウトは貴重な作戦会議の時間として有効活用しましょう。
ダブルスでよくある反則と注意点
ここでは、ダブルスの試合で実際に起こりやすい反則やミスをまとめます。知っておくだけで防げるものばかりなので、ぜひチェックしてください。
よくある反則一覧
| 反則の内容 | 発生頻度 | 対策 |
|---|---|---|
| サーブを対角に出さなかった | 非常に多い | センターラインを意識して練習する |
| 打球順を間違えた | 多い | ペアで声を掛け合う |
| サーブの順番を間違えた | やや多い | スコアボードで確認する習慣をつける |
| サーブのトスが16cm未満 | 時々ある | しっかり手のひらを開いてトスする |
| フリーハンドで台に触れた | 時々ある | 体の近くでプレーする意識を持つ |
審判がいない場合のセルフジャッジのコツ
学校の部活動や地域の大会では、審判が付かないケースも多いです。そんなときに大切なのがセルフジャッジの精神です。
- サーブの順番は両ペアで毎回確認する:「次は○○さんのサーブだよね?」と声に出して確認しましょう
- エッジボールやネットインは正直に申告する:微妙な判定は相手に有利に判断するのがマナーです
- スコアは毎ポイント声に出して数える:「3対2」のように両チームの点数を確認しましょう
セルフジャッジをスムーズに行うために、携帯用のスコアカウンターがあると便利です。Amazonで販売している「ニッタク プチカウンター」は軽量でネットに取り付けられるタイプのスコアボードで、セルフジャッジの際に重宝します。点数の確認がひと目でできるため、試合に集中できます。
ダブルスで点数を稼ぐための戦術と練習法
ルールを理解したら、次はダブルスで効率よく点数を稼ぐための戦術を身につけましょう。ここでは実践的なテクニックと練習方法をご紹介します。
ダブルスで効果的な3つの戦術
1. サーブ&3球目攻撃を徹底する
ダブルスのサーブは必ず対角に出すため、コースが限定されます。しかし、回転の種類や長さを変えることで相手のレシーブを崩すことは十分可能です。サーバーのパートナーが3球目を攻撃できるよう、サーブとの組み立てを事前に決めておきましょう。
2. レシーブでコースを散らす
レシーブの返球コースを読まれると、相手の3球目攻撃を食らいやすくなります。フォア前・バック深・ミドルなど、さまざまなコースに返球して相手のパターンを崩しましょう。特にダブルスでは相手のローテーションの隙を突くコース取りが効果的です。
3. パートナーの得意技を活かす配球
ダブルスでは自分が打った次は必ずパートナーが打ちます。パートナーがフォアハンドドライブが得意なら、相手のリターンがパートナーのフォア側に来るような配球を心がけましょう。ペアの強みを最大限に活かすことが、点数を稼ぐ最大のコツです。
ペアの相性を高める練習法
- サイン出し練習:サーブの前にペアでサインを決め、3球目の攻撃パターンを共有する練習
- パターン練習:サーブ→レシーブ→3球目→4球目までの決まった流れを反復する
- 試合形式練習:実際の試合と同じルールで練習し、ローテーションや点数管理に慣れる
これらの練習を効果的に行うには、質の良い卓球シューズも重要です。ダブルスではフットワークの速さが勝敗を分けます。Amazonで購入できるミズノの「ウエーブドライブNEO」は軽量で横方向への動きに強く、ダブルスのローテーションに最適です。また、アシックスの「アタックEXCOUNTER 2」も人気があり、クッション性が高くて疲れにくいと評判です。
左利き・右利きペアの強み
ダブルスでは、左利きと右利きのペアが有利とされています。その理由は以下のとおりです。
- ローテーションがスムーズになる(お互いのフォアハンド側が外を向くため、動線が交差しにくい)
- サーブの回転が左右で異なるため、相手がリターンしにくい
- 両サイドからフォアハンドで攻撃できるので攻撃範囲が広い
もちろん右利き同士のペアでも、ローテーションの練習を徹底すれば十分に戦えます。自分たちのペアの強みを活かした戦術を考えることが大切です。
公式大会でのダブルスルール|知っておきたい追加規定
趣味の試合と公式大会では、細かいルールの適用が異なる場合があります。大会に出場する方は、以下の追加規定も確認しておきましょう。
促進ルール(エクスペダイト・システム)
1ゲームが10分以上経過し、両者の合計得点が18点未満の場合、促進ルールが適用されます。促進ルールでは、レシーバーが13回返球するとレシーバー側の得点になります。このルールはダブルスでも適用されます。
促進ルールが適用されることは実際にはめったにありませんが、知識として知っておくと安心です。
ユニフォーム規定
公式大会では、同じペアのユニフォームは同じデザインである必要があります(色違いはOKの場合もあり、大会規定を確認してください)。また、相手チームと同色のユニフォームは着用できない場合があるため、予備のユニフォームを持参することをおすすめします。
ラケット検査
公式大会ではラケットの検査が行われることがあります。ラバーの厚さ、色(赤と黒の組み合わせ)、ITTF公認マークの有無などがチェックされます。試合前にラケットが規定に合致しているか確認しておきましょう。
公認ラバーの購入もAmazonが便利です。「バタフライ テナジー05」は多くのトップ選手が使用する高性能ラバーで、回転力とスピードのバランスが抜群です。初中級者には「バタフライ ロゼナ」がコストパフォーマンスに優れておすすめです。どちらもITTF公認で大会でも安心して使用できます。
卓球ダブルスのルールと点数|まとめ
この記事で解説した卓球ダブルスのルールと点数に関する要点を整理します。
- 得点は11点先取で1ゲーム勝利。10対10でデュースとなり2点差がつくまで続行する
- サーブは右半面から対角の右半面へ出す。シングルスとは異なるので注意
- サーブは2本ずつ交代し、レシーバーも同時に交代する。デュース時は1本ずつ交代
- ラリー中は必ず交互に打つ。打球順を間違えると相手の得点になる
- 最終ゲームの5点時にチェンジエンドがあり、レシーバーの順番も変わる
- ローテーションの基本はハの字型の動き。慣れたら回転型に挑戦しよう
- サーブ&3球目攻撃とパートナーの強みを活かす配球が得点のカギ
- セルフジャッジでは声に出して確認する習慣が大切
卓球ダブルスはシングルスとは違った楽しさと奥深さがあります。ルールと点数の仕組みをしっかり理解して、パートナーとの連携を深めてください。正しい知識を持って試合に臨めば、プレーに集中でき、結果も自然とついてきます。
ダブルスの技術をさらに高めたい方は、ぜひ戦術やフットワークの練習にも取り組んでみてください。きっと卓球の新たな魅力に気づけるはずです。
よくある質問(FAQ)
卓球ダブルスの点数は何点先取ですか?
卓球ダブルスは1ゲーム11点先取です。10対10になった場合はデュースとなり、2点差がつくまで試合が続きます。公式大会では5ゲームマッチ(3ゲーム先取)が標準です。
ダブルスのサーブはどこに出せばよいですか?
ダブルスのサーブは、自分のコートの右半面(サーバーから見て)から、対角にある相手コートの右半面に出す必要があります。センターラインに触れたサーブは有効(セーフ)です。
ダブルスで打つ順番を間違えたらどうなりますか?
ラリー中に打球順を間違えた場合、その時点で相手チームの得点になります。ダブルスでは必ずペアが交互に打たなければならないルールがあるため、常にパートナーと声を掛け合って確認することが大切です。
デュースのときのサーブの順番はどうなりますか?
デュース(10対10以降)になると、サーブは通常の2本交代ではなく1本ずつ交代になります。サーバーとレシーバーが1本ごとに入れ替わるため、順番を間違えないよう注意してください。
最終ゲームのチェンジエンドではサーブ順も変わりますか?
最終ゲームで5点に達した時点でチェンジエンドが行われます。このとき、サーバーは変わりませんが、レシーバーの順番が入れ替わります。つまり、チェンジエンド前にAがレシーブしていた場合、チェンジエンド後はパートナーのBがレシーブすることになります。
ダブルスに有利なペアの組み合わせはありますか?
一般的に、左利きと右利きのペアが有利とされています。ローテーション時にお互いのフォアハンド側が外を向くため動線が交差しにくく、スムーズに動けます。また、左右から異なる回転のサーブを出せるのも強みです。ただし、右利き同士でもローテーションを練習すれば十分に戦えます。
審判がいないときの点数管理はどうすればよいですか?
審判がいない場合は、毎ポイント後に両チームの点数を声に出して確認するのが基本です。「3対2」のように必ず声に出しましょう。携帯用のスコアカウンター(ネットに取り付けるタイプ)を使用すると、点数の確認がひと目ででき、トラブル防止に役立ちます。




