「卓球を始めてみたいけど、ルールが難しそう…」「テレビで観戦はするけど、細かいルールはよくわからない」。そんな風に感じていませんか?卓球は、子供から大人まで幅広い世代が楽しめる奥深いスポーツですが、その魅力を最大限に味わうにはルールの理解が不可欠です。
この記事では、特に1対1で戦う「シングルス」に焦点を当て、試合の基本的な流れから、勝敗を左右するサービスのルール、ラリー中の注意点まで、初心者がつまずきやすいポイントを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも今日から卓球の試合をより深く楽しむことができるはずです。

卓球の試合はどう進む?基本の流れと得点方法
まずは、卓球の試合がどのように始まり、どのように点数が入るのか、基本的な骨格を理解しましょう。
1ゲーム11点先取のスピード勝負
卓球の1ゲームは、原則として11点を先に取った選手が勝利します。ただし、スコアが10対10になった場合は「デュース」となり、そこから連続で2点差をつけた選手がそのゲームの勝者となります。デュースになると、試合の緊張感は一気に高まります。
試合の勝敗はどう決まる?
試合全体の勝敗は、ゲームの取得数で決まります。一般的な大会では「5ゲームズマッチ(3ゲーム先取)」や、全日本選手権の決勝などでは「7ゲームズマッチ(4ゲーム先取)」が採用されています。例えば5ゲームズマッチなら、先に3ゲームを取った時点で試合終了です。
得点・失点になるのはどんな時?
卓球は、相手が返球に失敗したときに自分に1点が入るスポーツです。具体的には、以下のような場合に得点となります。
- 相手が打ったボールが、自分のコートに入らなかった(アウト)。
- 相手が打ったボールが、ネットを越えなかった(ネットミス)。
- 相手が、自分のコートで2回バウンドする前にボールを打ち返せなかった。
- 相手が、ルールで定められた反則を犯した。
ラリー(打ち合い)を続け、相手のミスを誘うことが勝利への鍵となります。
試合の主導権を握る「サービス」の重要ルール
卓球において、サービスはラリーを始めるための最初の1球であると同時に、試合の展開を大きく左右する重要な技術です。サービスで相手を崩し、有利な状況を作り出すために、まずは正確なルールを覚えましょう。

サービスの基本:2回のバウンドが必須
サービスの最も基本的なルールは、「自分のコートで1回、相手のコートで1回」バウンドさせることです。レシーブ(サービスに対する返球)以降のラリーでは、相手コートに直接バウンドさせますが、サービスだけはこの特殊なルールが適用されます。
サービスの順番と交代のタイミング
サービスを打つ権利(サーブ権)は、2本ずつ交代します。自分が2本サービスを出したら、次は相手が2本サービスを出す、という流れで試合は進みます。ただし、スコアが10対10のデュースになった後は、1本ずつの交代に変わります。
初心者が注意すべきサービスの反則
サービスには細かい規定があり、違反すると相手の得点になってしまいます。特に初心者が注意すべき点をいくつか紹介します。
- トスの高さ:ボールを投げ上げる(トスする)際、16cm以上、ほぼ垂直に上げなければなりません。ネットの高さ(15.25cm)より少し高く上げるのが目安です。
- オープンパーム:トスは、指をそろえてまっすぐに開いた手のひらの上から始めなければなりません。ボールを握りしめたり、指でつまんだりしてはいけません。
- 打球位置:ボールを打つ瞬間は、卓球台のエンドライン(一番後ろの白線)よりも後ろでなければなりません。
- レット(やり直し):サービスしたボールがネットに触れてから相手コートに入った場合は「レット」となり、ノーカウントでやり直しになります。
サービスのルールは少し複雑に感じるかもしれませんが、試合の公平性を保つための大切な決まりです。正しいフォームを身につけることが、上達への第一歩です。
ラリーを制する!知っておくべきプレー中のルール
サービス後の激しいラリー(打ち合い)の中にも、勝敗を分ける重要なルールが存在します。ここでは、得点になるケースと失点になるケースを具体的に見ていきましょう。
ネットインとエッジボールは有効打
ラリー中に起こりがちな二つの事象、「ネットイン」と「エッジボール」は、どちらも有効な返球として扱われます。
- ネットイン:打ったボールがネットに触れてから相手コートに入ること。サービスの場合はやり直し(レット)ですが、ラリー中はそのままプレーが続行されます。予期せぬ軌道変化が起きるため、得点に繋がりやすいプレーです。
- エッジボール:打ったボールが台の角(ふち)に当たること。これも有効打となり、相手は返球しなければなりません。台の側面(サイド)に当たった場合は失点となるため、その見極めが重要です。


うっかり失点?ラリー中の主な反則行為
白熱したラリー中、意図せず反則を取られてしまうことがあります。代表的な反則を覚えておきましょう。
- ハンドオンテーブル:ラリー中に、ラケットを持っていない方の手(フリーハンド)が卓球台に触れると失点となります。
- ノーバウンドでの返球(ボレー):相手の打球が自分のコートでバウンドする前に打ち返してしまうと失点です。
- ボディタッチ:自分の体やラケットが、ネットやネットを支える支柱に触れると失点となります。

試合を有利に進めるための休憩・交代ルール
試合は体力だけでなく、集中力も消耗します。ルールで認められた休憩や交代をうまく活用し、常にベストな状態でプレーしましょう。
休憩と水分補給のタイミング
選手は以下のタイミングで休憩を取ることができます。
- ゲーム間の休憩:各ゲームの間には、1分以内の休憩が認められています。この時間にベンチに戻り、コーチからアドバイスを受けたり、水分補給をしたりできます。
- タオル使用のための休憩:各ゲームの開始から6ポイントごと(両者の合計点が6の倍数の時)に、短時間タオルで汗を拭くことが許されています。
- タイムアウト:各選手(またはペア)は、1試合に1回、1分以内のタイムアウトを取ることができます。流れを変えたい時や、作戦を立て直したい時に有効です。
コートが変わる「チェンジエンド」
公平を期すため、卓球では試合中にコートを交代する「チェンジエンド」が行われます。
- 各ゲーム終了後:1ゲームが終わるごとに、両選手はコートを交代します。
- 最終ゲーム:試合の勝敗が決まる最終ゲーム(例:5ゲームズマッチの5ゲーム目)では、どちらかの選手が5点に達した時点でチェンジエンドを行います。
ルールを覚えたら実践!静岡「サワキュウスポーツ」で卓球を楽しもう
基本的なルールがわかったら、次は実際にボールを打ってみたくなりますよね。静岡県東部で卓球を始めるなら、卓球専門店・卓球スクールの「サワキュウスポーツ」がおすすめです。初心者から上級者まで、卓球を愛するすべての人をサポートしてくれます。

レベルに合わせて上達!サワキュウの卓球教室
サワキュウスポーツでは、あなたのレベルや目標に合わせた多彩な卓球教室を開講しています。経験豊富なコーチ陣が、基本のフォームから戦術まで丁寧に指導。これから卓球を始める初心者の方も、試合で勝ちたい経験者の方も、安心して練習に打ち込めます。
- 大人の卓球教室:初級~上級までレベル別のクラスがあり、自分に合った環境で上達を目指せます。
- 卓球サロン:平日の午前中には、気軽に卓球を楽しみたい方向けの「卓球サロン」も開催。一人でも参加可能です。
最新の卓球マシンも利用でき、効率的な練習が可能です。見学や体験も随時受け付けているので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
自分に合う逸品が見つかる!卓球プロショップ
上達のためには、自分に合った用具選びも非常に重要です。サワキュウスポーツは、静岡県東部地区で最大級の品揃えを誇る卓球プロショップでもあります。
Butterfly、Nittaku、VICTASなど国内外の主要メーカーのラケットやラバー、シューズを幅広く取り揃えています。特にラバーは160アイテム以上、ラケットも実際に握って感触を確かめながら選ぶことができます。
専門知識豊富なスタッフやコーチが、あなたのプレースタイルに合った用具選びを親身にサポートしてくれます。「ラバーを替えてみたいけど、どれがいいかわからない」といった悩みも、試打コーナーを利用して解決できます。失敗しない用具選びで、あなたの卓球ライフをさらに充実させましょう。

まとめ:ルールを理解して、もっと卓球を楽しもう!
今回は、卓球シングルスの基本的なルールについて解説しました。11点先取のゲーム、2本交代のサービス、ラリー中の反則など、要点を押さえるだけで、試合の見え方やプレーの質が大きく変わってきます。
ルールは、卓球を安全かつ公平に楽しむための土台です。この記事を参考に、ぜひ実際のプレーに挑戦してみてください。そして、もし静岡県東部にお住まいなら、充実した設備とサポート体制が整った「サワキュウスポーツ」で、本格的な卓球ライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。