【2025年最新版】卓球サーブ完全ガイド|知らないと損する基本ルールと勝つための戦術

「卓球を始めたけれど、サーブのルールが複雑でよくわからない」「試合でサーブミスをして失点してしまう」。そんな悩みを抱えていませんか?卓球において、サーブは試合の展開を唯一自分でコントロールできる重要な技術です。正しいルールを理解し、戦略的に活用することで、勝率は大きく向上します。

この記事では、国際卓球連盟(ITTF)の最新ルールに基づき、卓球のサーブに関する基本ルールから、初心者が陥りやすい反則、さらには試合で勝つための戦術までを徹底的に解説します。この記事を読めば、自信を持ってサーブを打てるようになるだけでなく、試合を有利に進めるヒントが得られるはずです。

試合の基本!卓球の得点ルール

サーブのルールを学ぶ前に、まずは卓球の基本的な得点方法をおさらいしましょう。現在の公式ルールでは、1ゲームは11点先取で勝利となります。ただし、スコアが10対10になった場合は「デュース」となり、そこから2点差をつけたプレイヤーがそのゲームの勝者となります。

試合(マッチ)は、3ゲーム、5ゲーム、または7ゲームのうち、過半数を先取した方が勝利する「ベストオブゲーム」方式で行われます。例えば、5ゲームマッチなら3ゲームを先に取ったプレイヤーが勝ちです。サーブ権は2本ずつ交代しますが、デュースの際は1本ずつ交代となります。

公式な試合は、通常5ゲームマッチ(3ゲーム先取)または7ゲームマッチ(4ゲーム先取)で行われます。

卓球サーブの公式ルール【ITTF準拠】

ここからが本題です。卓球のサーブには、公平性を保つために細かい規定が設けられています。ここでは、国際卓球連盟(ITTF)の2025年版ルールブックを基に、最も重要な5つのポイントを解説します。

1. トスの基本:手のひらと高さ

サーブは、まずボールを静止させた状態から始めなければなりません。その際、以下の2点が重要です。

  • 開いた手のひらに乗せる:ボールを指で握ったり、手のひらを丸めたりしてはいけません。完全に開いた平らな手のひらの上にボールを静止させます。
  • 16cm以上の垂直なトス:ボールを投げ上げる(トスする)際、スピンをかけずに、ほぼ垂直に16cm以上の高さまで上げなければなりません。これは、相手がボールの回転を判断する時間を確保するためのルールです。

2. 打球の位置とタイミング

ボールをトスした後は、打球する位置とタイミングにも規定があります。

  • 卓球台のエンドラインの後方で打つ:サーブを打つ瞬間、ボールは卓球台の表面(プレイングサーフェス)より上、かつサーバー側のエンドライン(台の端の白い線)の後方になければなりません。台の上でボールを打つことは反則です。
  • 落下してくるボールを打つ:トスしたボールが最高点に達し、落下してくる途中で打たなければなりません。上がり際を打つ「ライジングサーブ」は反則となります。

3. 視認性の確保:ボールを隠さない

これは特に厳しく見られるポイントです。サーブの一連の動作中、サーバー自身やダブルスのパートナーの体、衣服などでボールを相手から隠してはいけません。ボールをトスした後は、ボールとネットの間から腕や体を速やかにどける必要があります。これは、相手がラケットとボールが当たる瞬間を見て、回転の種類や方向を正しく判断できるようにするためです。

卓球はコンマ何秒の世界でボールへの「反応」を競うスポーツです。ラケットの向きやモーションから回転を予測するため、ボールが当たる瞬間を隠す行為は反則とされています。

4. 正しいバウンド

打たれたボールは、まず自分のコートで1回バウンドし、ネットを越えてから相手のコートで1回バウンドしなければなりません。これが正しいサーブの軌道です。ダブルスの場合は、自分のコートの右半面、次に相手コートの右半面にバウンドさせる必要があります。

5. ネットインは「レット」

サーブしたボールがネット(またはネットを支える支柱)に触れてから相手コートに入った場合、これは「レット」となり、得点にはならず、サーブのやり直しとなります。レットに回数制限はありません。ただし、ネットに触れて相手コートに入らなかった場合(台の横に落ちるなど)は、サーブミスとなり相手の得点になります。

初心者がやりがち!よくあるサーブの反則と注意点

ルールを頭では理解していても、無意識のうちに反則を取られてしまうことがあります。特に初心者が注意すべき点をまとめました。

  • トスの高さが足りない:緊張するとトスが低くなりがちです。16cm(ボール約4個分)の高さを意識しましょう。
  • トスが垂直でない:自分の方に引きつけたり、前に投げたりすると反則です。真上に上げる練習をしましょう。
  • ボールを隠してしまう:トスした後にフリーアーム(ラケットを持っていない方の腕)をどかすのが遅れ、ボールが隠れてしまうケースです。
  • 相手の準備ができていないのに出す:相手が構えていない、明らかに集中していない状態でサーブを出すのは反則です。
  • 台の上で打ってしまう:短いサーブを返された後のように、前に詰めてサーブをすると、体が台の上にかぶさりやすくなります。注意が必要です。

審判はこれらの点を厳しくチェックしています。最初のうちは審判から注意(レット)を受けることもありますが、2回目以降は失点となるため、日頃から正しいフォームを身につけることが大切です。

なぜルールは厳しい?サーブが試合を左右する理由

なぜサーブのルールはこれほど細かいのでしょうか。それは、サーブが「回転のスポーツ」と呼ばれる卓球において、試合の主導権を握るための最初の、そして最も重要な一打だからです。ラリー中とは異なり、サーブは唯一、相手の影響を受けずに100%自分の意図通りにボールをコントロールできる場面です。

選手はサーブの回転量、回転の種類、コース、長短を組み合わせることで、相手のレシーブを限定させ、自分に有利な3球目攻撃へと繋げます。もしサーブのルールが緩ければ、ボールを隠して打つなど、相手に回転を全く読ませない一方的な攻撃が可能になり、ラリーの面白さが失われてしまいます。厳しいルールは、技術と戦術の応酬という卓球の醍醐味を守るために不可欠なのです。

勝率を上げるサーブ戦術の基本

正しいルールをマスターしたら、次はいかにしてサーブを武器にするかを考えましょう。ここでは、基本的な3つの戦術を紹介します。

回転の変化で相手を惑わす

卓球のサーブで最も重要な要素は「回転」です。同じフォームから、下回転、上回転、横回転、そして回転のかかっていないナックルサーブを出し分けることができれば、相手はレシーブでミスをしやすくなります。特に、強い下回転サーブと見せかけてナックルサーブを出すなど、回転の「有無」の変化は非常に効果的です。

コースを突いて相手を動かす

回転だけでなく、サーブを出す「コース」も重要です。基本は、相手のフォア前(ネット際のフォアハンド側)とバック深く(エンドライン際のバックハンド側)の対角線を意識してサーブを散らすことです。これにより相手を前後に大きく動かし、体勢を崩させて甘い返球を誘うことができます。

3球目攻撃に繋げる組み立て

サーブ(1球目)の究極の目的は、相手のレシーブ(2球目)を限定させ、自分の得意な攻撃(3球目)で得点することです。例えば、「バック側へ速いロングサーブを出し、クロスに返ってきたボールをバックハンドで強打する」といったように、サーブと次の攻撃をセットで考えることが、戦術の第一歩となります。

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まとめ

卓球のサーブは、単にラリーを始めるための一打ではありません。正しいルールを遵守した上で、回転、コース、スピードを組み合わせることで、試合の主導権を握るための強力な武器となります。

今回解説したポイントは以下の通りです。

  1. 基本ルールを徹底する:16cm以上の垂直なトス、台の後方で打つ、ボールを隠さない、という3大原則を常に意識しましょう。
  2. 反則をなくす:自分のサーブがルール違反になっていないか、動画を撮るなどして客観的に確認するのも有効です。
  3. 戦術を組み立てる:サーブと3球目攻撃をセットで考え、相手をどう崩すかをイメージしながら練習しましょう。

ルールを正しく理解し、練習を重ねることで、あなたの卓球は必ず次のレベルへと進化します。もし上達に伸び悩んだり、専門的なアドバイスが欲しくなったりしたときは、ぜひサワキュウスポーツへご相談ください。あなたの「もっと上手くなりたい」という気持ちを全力でサポートします。

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