卓球の簡単なルールが知りたい!初心者が最初に押さえるべきポイント
「卓球を始めてみたいけれど、ルールがよく分からない」「体育の授業や会社のレクリエーションで急に試合をすることになった」——そんな経験はありませんか?卓球は世界中で約3億人がプレーする大人気スポーツですが、意外と正式なルールを知らない方が多いのも事実です。
この記事では、卓球の簡単なルールを初心者の方にも分かりやすく網羅的に解説します。サーブの出し方から得点の数え方、ダブルス特有のルール、さらには試合中のマナーまで、この記事を読むだけで自信を持って卓球の試合に臨めるようになります。ぜひ最後までお付き合いください。
卓球の基本ルール:試合形式と勝敗の決め方
まずは卓球の試合がどのように進むのか、全体像を把握しましょう。基本の枠組みを理解するだけで、観戦も実践もグッと楽しくなります。
試合はゲーム(セット)制で行われる
卓球の試合は「ゲーム」と呼ばれるセット制で進行します。一般的な試合形式は以下のとおりです。
| 試合の種類 | ゲーム数 | 勝利条件 |
|---|---|---|
| 一般的な公式戦(シングルス) | 7ゲーム制 | 先に4ゲーム取った方が勝ち |
| 団体戦の各試合 | 5ゲーム制 | 先に3ゲーム取った方が勝ち |
| レクリエーション・練習試合 | 3ゲーム制 | 先に2ゲーム取った方が勝ち |
オリンピックや世界選手権のシングルスでは7ゲーム制(4ゲーム先取)が採用されています。学校の授業や地域のクラブでは、時間の関係で3ゲーム制や5ゲーム制が使われることも多いです。
1ゲームは11点先取
各ゲームは11点先取で勝敗が決まります。ただし、10対10(デュース)になった場合は、2点差がつくまでゲームは続きます。例えば12対10、15対13といったスコアで決着がつくこともあります。
以前は21点制が採用されていましたが、2001年のルール改正で11点制に変更されました。これにより試合のテンポが速くなり、より白熱した展開が増えたと言われています。
サーブ権の交代
サーブは2本ずつ交代で打ちます。つまり、最初のサーバーが2本サーブを出したら、相手に交代します。ただしデュース(10対10)以降は1本ずつ交代になります。この切り替えは試合の緊張感を大きく左右するポイントです。
ゲームが終わるごとにサーブ権は相手に移り、コートも入れ替わります。最終ゲーム(7ゲーム制なら第7ゲーム)では、どちらかが5点に達した時点でコートチェンジを行います。
サーブのルール:初心者が最もつまずきやすいポイント
卓球のルールの中で、初心者が最も間違えやすいのがサーブです。正式なルールを知らないまま我流でサーブを出していると、試合で反則を取られてしまうこともあります。ここでしっかり覚えておきましょう。
サーブの正しい出し方(6つの基本ルール)
- 手のひらの上にボールを置く:ボールは指で握らず、開いた手のひらの上に乗せます。ボールが見えるようにすることが大切です。
- 16cm以上、ほぼ垂直に投げ上げる:ボールを真上に16cm以上トスしなければなりません。横に投げたり、回転をかけながら投げたりするのは反則です。
- ボールが落ちてきてから打つ:トスしたボールが上昇中に打つのはNGです。必ず落下し始めてから打ちましょう。
- 自分のコート→相手のコートの順にバウンド:サーブのボールは自分のコートに1回バウンドしてからネットを越え、相手のコートに1回バウンドしなければなりません。
- ボールを体や服で隠さない:サーブの瞬間、フリーハンド(トスした手)をすぐに退かし、相手からボールが見えるようにする必要があります。2002年から厳格化されたルールです。
- エンドラインの後方から出す:サーブはテーブルのエンドラインより後ろ、かつテーブルの延長面より上で打たなければなりません。
ネットに当たった場合(レット)
サーブがネットに触れてから相手コートに入った場合は「レット」と呼ばれ、やり直しになります。得点にはならず、何度でもやり直しが認められます。ただし、ラリー中(サーブ以外)にネットに当たって相手コートに入った場合は、そのままプレー続行で有効です。
サーブミスは相手の得点に
トスしたボールを空振りした場合、ボールが自分のコートだけでバウンドしてしまった場合、ネットを越えられなかった場合など、すべて相手の得点になります。初心者のうちはシンプルなサーブから始めて、確実に入れることを優先するのがおすすめです。
サーブの練習には、自宅でも使えるトレーニング用のボールが便利です。
Amazonでは「ニッタク(Nittaku)プラ3スタートレーニングボール」が人気です。公式球に近い打球感で、10個入り・100個入りなど練習量に合わせて選べます。サーブ練習を重点的に行いたい方は、多球練習用に100個入りを用意しておくと効率が上がります。
ラリーと得点のルール:どんな時にポイントが入る?
サーブが入ったら、いよいよラリーの開始です。ここでは、どのようなプレーで得点が入るのか、そしてどんな行為が反則になるのかを整理します。
得点が入る主なケース
- 相手がボールをネットにかけた(ネットミス)
- 相手がボールをテーブル外に打った(オーバーミス・サイドアウト)
- 相手がボールを2回バウンドさせた(返球が間に合わなかった)
- 相手がボールを2度打ちした(ダブルヒット)
- 相手がフリーハンド(ラケットを持っていない方の手)でテーブルに触れた
- 相手がテーブルを動かした
- サーブのルール違反
エッジボールは有効
ボールがテーブルの角(エッジ)に当たった場合は有効です。かすれるように角に当たると、ボールが予測不能な方向に飛ぶため返球が非常に難しくなります。一方、テーブルの側面に当たった場合はアウト(テーブルの上面に触れていないため)です。この違いは初心者にとって分かりにくいポイントですが、上面か側面かで判断します。
ラリー中のネットインは有効
先ほどサーブのレットについて説明しましたが、ラリー中にネットに触れて相手コートに入った場合は、そのまま有効です。ネットインは運の要素もありますが、れっきとした得点になります。試合中は「すみません」と一言声をかけるのがマナーとされています。
ボディに当たった場合
ラケットを持つ手首から先にボールが当たった場合は有効な返球とみなされます。しかし、手首より上の腕・体・服にボールが当たった場合は反則で、相手の得点になります。意外と知られていないルールなので、覚えておきましょう。
ダブルスのルール:シングルスとの違いを徹底解説
卓球のダブルスは、シングルスとはまた違った戦略性と面白さがあります。レクリエーションや部活動でも人気の高いダブルスですが、独自のルールがいくつかあります。
サーブは右半面から右半面へ
ダブルスのサーブは、自分のコートの右半面から対角線上の相手コートの右半面に入れなければなりません。シングルスではコートのどこに入れてもOKですが、ダブルスではこの対角線ルールが適用されます。テーブルの中央にある白いセンターラインがダブルス用の基準線になります。
交互に打つルール
ダブルスでは、パートナーと必ず交互にボールを打たなければなりません。同じ選手が連続で2回打つと反則です。このため、打った後は素早くパートナーのために場所を空ける「フットワーク」が非常に重要になります。
サーブ・レシーブの順番
ダブルスのサーブ順は少し複雑です。以下の流れで理解しましょう。
| 順番 | サーバー | レシーバー |
|---|---|---|
| 1巡目 | A1 | B1 |
| 2巡目 | B1 | A2 |
| 3巡目 | A2 | B2 |
| 4巡目 | B2 | A1 |
(Aチーム:A1・A2、Bチーム:B1・B2)
つまり、サーブを受けた選手が次のサーバーになり、そのパートナーがレシーバーになるという仕組みです。ゲームごとにレシーバーの組み合わせを変えることもできるため、戦略の幅が広がります。
ミックスダブルスの注目度
2021年の東京オリンピックでは、水谷隼選手と伊藤美誠選手のペアが卓球ミックスダブルスで金メダルを獲得し、大きな話題になりました。ミックスダブルスは男女ペアで組む種目で、基本ルールは通常のダブルスと同じです。パートナーとの息の合ったプレーが魅力で、観戦する際にもダブルスルールを知っていると何倍も楽しめます。
ダブルスの練習にはラバーが両面で異なるタイプのラケットが効果的です。初心者にはAmazonで販売されている「バタフライ(Butterfly)ステイヤー1500」がおすすめです。ラケット・ラバーが最初からセットになっており、すぐに練習を始められます。日本卓球協会(JTTA)の検定マーク付きなので、公式戦にもそのまま使用可能です。
知っておくと差がつく!応用ルールと特殊な場面
基本ルールを理解したら、さらに一歩進んだルールも押さえておきましょう。試合中に起こりうる特殊な場面を知っておくことで、慌てずに対応できます。
促進ルール(タイムリミットルール)
1ゲームが10分経過しても決着がつかず、かつ両者の合計得点が18点未満の場合、「促進ルール」が適用されます。このルールでは以下のように進行が変わります。
- サーブは1本交代になる
- レシーバー(サーブを受ける側)が13回返球に成功すると、レシーバーの得点になる
促進ルールは、カットマン(守備型の選手)同士の試合など、ラリーが長引きやすい対戦で稀に適用されます。一度適用されると、その試合の残りすべてのゲームに引き継がれます。
タオルで汗を拭けるタイミング
試合中にタオルで汗を拭くことができるのは、6ポイントごと(両者の合計得点が6の倍数になった時)とゲーム間の休憩時(最大1分間)です。好きなタイミングで拭けるわけではないことを知っておきましょう。
タイムアウト
各選手(またはペア)は、1試合につき1回だけ最大1分間のタイムアウトを取ることができます。タイムアウトはベンチコーチからの指示を受けたり、集中力をリセットしたりするために使われます。流れを変えるための戦略的な要素としても注目されます。
ラケットに関するルール
卓球のラケットにも細かいルールがあります。
- ラバーの色は片面が赤、もう片面が黒(2021年以降は赤以外のカラーラバーも一部認められるようになりました)
- ラバーの表面はITTF(国際卓球連盟)公認のものを使用する
- 試合前に相手にラケットを見せて確認させる義務がある
- 試合中にラケットを交換することは原則できない(破損した場合を除く)
ラケットの選び方は卓球のパフォーマンスに大きく影響します。これから本格的に始めたい方には、Amazonで購入できる「ニッタク(Nittaku)アコースティック」が中級者向けの名作ラケットとして長年愛されています。木材の打球感が心地よく、コントロール性に優れているため、技術の上達を実感しやすい一本です。
卓球のマナーとエチケット:ルール以上に大切なこと
卓球は「紳士のスポーツ」とも呼ばれ、マナーを重視する文化があります。ルールブックには書かれていなくても、知っておくべき暗黙のマナーがあります。
ネットインやエッジボールで得点した時
ネットインやエッジボールで得点した場合は、相手に向かって片手を上げて「すみません」と謝意を示すのが一般的なマナーです。ガッツポーズは控えめにするのがスマートです。国際大会でもトップ選手が実践しているマナーで、卓球文化の美しい部分です。
試合前後の挨拶
試合前には相手と握手をし、試合後にも握手をして健闘を称え合います。さらに、審判にも礼をするのが正式なマナーです。レクリエーションの場でも、挨拶をきちんとするだけで印象がぐっと良くなります。
声を出す際の注意点
得点した時に「よし!」「サー!」と声を出すのはOKですが、相手が打つ瞬間に声を出して妨害する行為は反則になります。また、過度な雄叫びや相手を威嚇するような行為もイエローカードの対象です。
ボールを拾う時の配慮
相手側にボールが転がった場合、相手が拾ってくれることが多いです。その際は「ありがとうございます」と一言添えるのがマナーです。ボールを相手に渡す時も、投げつけるのではなく、丁寧に手渡しするか、テーブルの上で転がして渡しましょう。
用具の基礎知識:卓球台・ボール・ラケットの規格
ルールを正しく理解するためには、使用する用具の規格も知っておくと役立ちます。用具の基本を押さえておきましょう。
卓球台のサイズ
| 項目 | 規格 |
|---|---|
| 長さ | 274cm |
| 幅 | 152.5cm |
| 高さ | 76cm |
| ネットの高さ | 15.25cm |
卓球台の色は国際大会ではブルーが主流ですが、グリーン(深緑)の台もあります。テーブルの端には2cm幅の白いラインが引かれており、ダブルスで使うセンターラインは3mm幅の白線です。
ボールの規格
現在の公式球はプラスチック製(ポリ球)で、直径40mm、重さ2.7gです。以前はセルロイド製でしたが、2014年に安全性と環境配慮の観点からプラスチック製に移行しました。ボールの色は白またはオレンジで、星の数(1つ星〜3つ星)で品質がランク分けされ、公式戦では3つ星(スリースター)が使用されます。
練習用のボールとして、Amazonで人気の「バタフライ(Butterfly)スリースターボール G40+」は国際大会でも使用される高品質な公式球です。打球感が安定しており、練習と本番の感覚のギャップを減らすことができます。
ラケットの種類
ラケットは大きく分けて2種類あります。
- シェークハンド:握手するように握るタイプ。両面で打てるため、現在の主流です。世界のトップ選手の約90%以上が使用しています。
- ペンホルダー:ペンを持つように握るタイプ。フォアハンドの強打がしやすく、日本や中国で伝統的に使われてきました。
初心者の方がこれからラケットを選ぶなら、まずシェークハンドから始めるのがおすすめです。Amazonで購入できる「バタフライ(Butterfly)張本智和2000」は、日本代表の張本智和選手モデルの入門用ラケットです。ラバー貼り上げ済みで、購入してすぐに使えるため、初めてのマイラケットにぴったりです。
初心者が試合で勝つためのコツ:ルールを活かした戦術
ルールを知っているだけでなく、それを活かした戦術を身につけることで、初心者でも試合で勝てる確率が上がります。
サーブで主導権を握る
卓球において、サーブは唯一「自分だけでコントロールできる」プレーです。短いサーブ(ネット際に落ちるサーブ)を出すことで、相手の強打を防ぎ、3球目攻撃(サーブ→相手の返球→自分の攻撃)につなげやすくなります。初心者のうちは、下回転の短いサーブを覚えるだけで勝率が大きく変わります。
レシーブは深く返す
相手のサーブに対しては、テーブルの奥深くに返球することを意識しましょう。浅い返球は相手に強打されやすくなります。深い返球は相手の体勢を崩しやすく、攻撃的なプレーを防ぐ効果があります。
ルールを知っていることが自信になる
初心者同士の試合では、ルールに自信がない方がおどおどしてしまい、プレーにも悪影響が出がちです。ルールをしっかり把握していれば、堂々とサーブを出し、判定にも自信を持って対応できます。ルールの知識そのものが勝つための武器になるのです。
スコアの数え方を声に出す
試合中は、サーバーが自分のスコアを先に言い、次に相手のスコアを言うのが一般的です。例えば自分が5点、相手が3点なら「5対3」と声に出します。スコアを声に出すことで、ミスコミュニケーションを防ぎ、試合に集中できます。
まとめ:卓球の簡単なルールを覚えて楽しくプレーしよう
卓球の簡単なルールについて、基本から応用まで幅広く解説してきました。最後に、この記事のポイントを整理します。
- 試合は11点先取のゲーム制で行われ、デュースは2点差がつくまで続く
- サーブは2本交代(デュース時は1本交代)で、16cm以上トスするなど細かいルールがある
- ラリー中のネットインは有効だが、サーブのネットインはレット(やり直し)
- ダブルスは交互に打つルールがあり、サーブは対角線に入れる
- 促進ルールは10分経過かつ合計18点未満で適用される
- ラケットは赤と黒のラバーを貼り、ITTF公認品を使用する
- マナーを守ることで卓球がもっと楽しくなる
- サーブとレシーブの基本戦術を覚えるだけで初心者でも勝率アップ
卓球はルールがシンプルなので、老若男女問わず誰でもすぐに始められるスポーツです。この記事で学んだルールを活かして、ぜひ卓球を存分に楽しんでください。練習を重ねていくうちに、きっと卓球の奥深い魅力にハマるはずです!
よくある質問(FAQ)
卓球の1ゲームは何点先取ですか?
卓球の1ゲームは11点先取です。ただし、10対10のデュースになった場合は2点差がつくまでゲームが続きます。以前は21点制でしたが、2001年のルール改正で11点制に変更されました。
卓球のサーブは何本ずつ交代しますか?
通常は2本ずつ交代でサーブを打ちます。ただし、デュース(10対10)以降は1本ずつ交代になります。ダブルスでも同じく2本交代ですが、サーバーとレシーバーの組み合わせが順番に変わります。
サーブがネットに当たって相手コートに入ったらどうなりますか?
サーブがネットに触れてから相手コートに正しく入った場合は「レット」と呼ばれ、やり直しになります。得点にはならず、何度でもやり直しが可能です。一方、ラリー中にネットに触れて相手コートに入った場合は有効な返球として扱われます。
ダブルスで同じ人が2回連続で打ってもいいですか?
いいえ、ダブルスでは必ずパートナーと交互にボールを打たなければなりません。同じ選手が2回連続で打つと反則となり、相手の得点になります。そのため、打った後はすぐにパートナーのためにスペースを空けるフットワークが重要です。
卓球のラケットのラバーの色にルールはありますか?
はい、ラケットの両面にはそれぞれ異なる色のラバーを貼る必要があります。従来は片面が赤、もう片面が黒と決められていました。2021年以降はピンクやブルーなどのカラーラバーも一部認められるようになりましたが、両面が異なる色であることが条件です。
試合中にタオルで汗を拭いていいタイミングはいつですか?
試合中にタオルで汗を拭けるのは、両者の合計得点が6の倍数になった時(6ポイントごと)と、ゲーム間の休憩時(最大1分間)です。好きなタイミングで自由にタオルを使えるわけではないので注意が必要です。
エッジボール(テーブルの角に当たった球)は有効ですか?
はい、エッジボールは有効です。テーブルの上面の角にボールが当たった場合は正当な返球として認められます。ただし、テーブルの側面に当たった場合はアウトになります。上面か側面かで判定が分かれるため、際どいケースでは審判の判断に従います。




