卓球ラケットの「形」で何が変わる?プレーに直結する重要ポイント
「卓球のラケットって、どうしてあんなに形が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、卓球ラケットの形はプレースタイルや戦術に大きく影響する重要な要素です。テニスやバドミントンと違い、卓球はラケットの形状に関するルールが比較的自由なスポーツです。そのため、長い歴史の中でさまざまな形のラケットが生まれてきました。
卓球のラケットには大きく分けて「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類があり、さらにブレード(打球面の板)の形状やグリップの形も細かく分かれています。形が変われば握り方が変わり、握り方が変わればスイングの軌道や打球の回転量、スピードまで変わってきます。
この記事では、卓球ラケットの形に関するすべての疑問を徹底的に解説します。各形状のメリット・デメリット、自分のプレースタイルに合った形の選び方、さらにはルール上の規定まで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。初心者はもちろん、ラケットの買い替えを検討している中級者以上の方にも参考になる内容です。
卓球ラケットの形は大きく2種類|シェークハンドとペンホルダー
卓球ラケットの形を理解するうえで、まず押さえておきたいのが「シェークハンド」と「ペンホルダー」という2つの大分類です。この2種類は握り方が根本的に異なり、それぞれまったく違ったプレーの特徴を生み出します。
シェークハンドとは
シェークハンドは、その名の通り「握手をするように」握るタイプのラケットです。現在、世界の卓球選手の約80%以上がシェークハンドを使用しており、最もポピュラーな形と言えます。ブレードは楕円形に近い形をしており、両面にラバーを貼ってフォアハンドとバックハンドの両方で打球します。
シェークハンドの最大の特徴は、フォアとバックの切り替えがスムーズなことです。手首の自由度が高く、現代卓球で主流となっている「両ハンドドライブ」スタイルに最適な形状です。日本代表の張本智和選手や伊藤美誠選手もシェークハンドを使用しています。
ペンホルダーとは
ペンホルダーは、「ペンを持つように」握るタイプのラケットです。かつては日本や中国、韓国などアジア圏で広く使われていましたが、近年は使用者が減少傾向にあります。それでもペンホルダー特有の台上技術やフォアハンドの威力には根強いファンがいます。
ペンホルダーのブレードは、シェークハンドと比較するとやや丸みを帯びた形状のものが多いです。片面だけにラバーを貼る「片面ペン」と、両面にラバーを貼る「裏面打法対応ペン」があり、現代では後者が主流になっています。中国の許昕(シュシン)選手は、ペンホルダーで世界トップレベルの成績を残している数少ない選手です。
使用率の推移とトレンド
1980年代までは日本国内でもペンホルダーの使用率が過半数を占めていました。しかし2000年代以降、両ハンドプレーの重要性が増すにつれてシェークハンドへの移行が加速しました。現在の日本卓球協会の登録選手のうち、シェークハンドの使用率は約85%と圧倒的です。
ただし、これは「シェークハンドが上」という意味ではありません。自分のプレースタイルや体の特徴に合った形を選ぶことが最も大切です。
シェークハンドのグリップ形状5種類を詳しく解説
シェークハンドラケットは、ブレードの形こそ大きく変わりませんが、グリップ(持ち手)の形状にいくつかの種類があります。このグリップの形が握り心地やスイングに大きな影響を与えます。ここでは代表的な5種類を解説します。
1. ストレート(ST)
グリップがまっすぐな形状のタイプです。握る位置を自由に変えられるため、手首の可動域が広くなります。サーブ時に回転をかけやすく、台上技術で細かい操作をしたい選手に好まれます。
ただし、形状的にラケットが手の中で回りやすく、強打時にグリップが安定しにくいというデメリットもあります。握力が弱い方や初心者にはやや扱いにくい場合があります。
2. フレア(FL)
グリップの先端が末広がりになっている形状です。最も使用率が高く、初心者からトップ選手まで幅広く愛用されています。手の中で自然にフィットし、ラケットがすっぽ抜けにくいのが最大のメリットです。
迷ったらフレアを選ぶと間違いないと言われるほど、万人に適した形状です。バタフライの「ティモボルALC」やニッタクの「アコースティック」など、人気ラケットの多くにフレアグリップが用意されています。
3. コニック(CO)
ストレートとフレアの中間のような形状で、先端にかけてわずかに広がっています。ストレートの自由度とフレアの安定感を両立させた形ですが、取り扱いメーカーがやや少なく、選択肢は限られます。
4. アナトミック(AN)
グリップの中央部分が膨らんでいる形状です。手のひらにぴったりとフィットするように設計されており、長時間プレーしても疲れにくいのが特徴です。しっかりとしたグリップ感を求める選手に人気があります。
ただし、握る位置が固定されるため、ストレートに比べて手首の自由度はやや制限されます。
5. テーパー(中国式ペン型グリップ)
厳密にはシェークハンドとペンホルダーの中間的な存在ですが、グリップの先端が細くなる形状を持つものもあります。一部メーカーが独自に開発している形状で、特殊な握り方をする選手向けです。
このようにグリップの形状だけでもプレーへの影響は大きいため、実際にスポーツショップで握ってみることを強くおすすめします。
シェークハンドラケットの入門として人気のあるバタフライ「張継科ALC」は、フレアグリップで握りやすく、攻撃的なプレーに適した設計です。Amazonでも購入可能で、中級者へのステップアップを目指す方に最適な一本です。
ペンホルダーの形状の種類|日本式・中国式・反転式の違い
ペンホルダーにも複数の形状があり、それぞれプレースタイルや戦術に大きく影響します。ここでは代表的な3つのタイプを詳しく解説します。
日本式ペンホルダー(角型・角丸型・丸型)
日本式ペンホルダーは、ブレードの形状によってさらに細分化されます。
- 角型:ブレードが四角い形をしており、ドライブやスマッシュなど攻撃的なプレーに向いています。面が大きいためボールを捉えやすく、フォアハンド主体の選手に人気です。
- 角丸型:角型の角を丸くした形状で、攻撃と守備のバランスが良いオールラウンドタイプです。日本では長年この形が最も人気でした。
- 丸型:ブレードが丸い形をしており、カット(下回転の守備的技術)やブロックなど守備的なプレーに適しています。重心がグリップ寄りになるため、操作性が高いのが特徴です。
日本式ペンホルダーの特徴は、裏面(バック側)にコルクが貼られていることです。これにより指の当たりが柔らかく、繊細な台上処理が可能になります。
中国式ペンホルダー
中国式ペンホルダーは、シェークハンドのブレードに短いペンホルダー用グリップが付いたような形をしています。最大の特徴は、裏面にもラバーを貼って「裏面打法」が使えることです。
中国式ペンの形状は楕円形で、シェークハンドとほぼ同じサイズです。ペンホルダーの利点であるフォアハンドの威力を維持しつつ、バックハンドの弱点を裏面打法でカバーできるため、現代のペンホルダー選手の多くが中国式を採用しています。
反転式ペンホルダー
反転式は、ラケットの表と裏に異なる種類のラバーを貼り、プレー中にラケットを反転させて使うスタイル用の形状です。ブレードは日本式に近い形ですが、裏面にもコルクがなく両面にラバーが貼れる構造になっています。
変化を付けたい戦術的な選手に好まれますが、反転の動作が必要なためテクニカルな要素が求められます。
ペンホルダーでこれから始める方には、ニッタク「セプティアー」のような中国式ペンが扱いやすくおすすめです。裏面打法にも対応した設計で、Amazonで手頃な価格で入手できます。
ブレード(打球面)の形状がプレーに与える影響
ラケットのグリップだけでなく、ブレード(板の部分)の形状もプレーに大きな影響を与えます。ブレードの大きさ、形、厚さによって打球感や弾みが変わります。
ブレードの大きさ
卓球ラケットのブレードサイズは、一般的に以下の範囲です。
| 項目 | 一般的なサイズ |
|---|---|
| シェークハンドの幅 | 約150mm前後 |
| シェークハンドの長さ | 約157mm前後 |
| 日本式ペン(角型)の幅 | 約130mm前後 |
| 日本式ペン(角型)の長さ | 約160mm前後 |
| 中国式ペンの幅 | 約150mm前後 |
| 中国式ペンの長さ | 約160mm前後 |
ブレードが大きいほどスイートスポット(最適な打球点)が広がり、ボールを捉えやすくなります。一方で、大きいブレードは重くなりがちで、振り抜きのスピードが落ちるという課題もあります。
ブレードの形状による重心の違い
ブレードの形が丸に近いか、四角に近いかで、ラケット全体の重心位置が変わります。丸型のブレードは重心がグリップに近くなるため、手元で操作しやすくなります。逆に四角型は重心がブレードの先端寄りになり、遠心力を利用した強い打球が可能です。
この重心の違いは、特にドライブ(前進回転のかかった攻撃的な打法)やカット(後退回転の守備的打法)の質に直接影響します。ドライブ主体の攻撃型なら先端重心のラケットが、カット型なら手元重心のラケットが適しています。
ブレードの厚さ
ブレードの厚さも形状の一部として重要です。薄いブレード(5.5mm前後)はコントロール重視、厚いブレード(6.5mm以上)はスピード重視の傾向があります。中間的な6.0mm前後が最も一般的で、バランスの良い打球感が得られます。
さらに合板の枚数(3枚、5枚、7枚)や特殊素材(カーボン、アリレート、ZLカーボンなど)の有無によって弾みや打球感が大きく変わります。これらの要素と形状を組み合わせて、自分に合ったラケットを見つけることが大切です。
コントロール性と弾みのバランスに優れたバタフライ「インナーフォースレイヤーALC」は、5枚合板にアリレートカーボンを内側に配置した人気モデルです。Amazonで購入でき、ブレード形状もスタンダードで使いやすい一本です。
卓球ラケットの形に関するルール|ITTFの規定を確認
卓球ラケットの形には、国際卓球連盟(ITTF)が定めたルールがあります。意外と自由度が高いのですが、知っておかないと公式戦で使用できないケースもあるので注意が必要です。
ITTFルール上のラケット規定
ITTF(国際卓球連盟)のルールブックには、ラケットについて以下のような規定があります。
- ブレードは平らで硬くなければならない
- ブレードの少なくとも85%は天然の木材でなければならない
- ブレードの厚さ、形状、大きさについて具体的な制限はない
- ラバーはブレードの端まで貼られ、はみ出してはならない
- 片面は赤、もう片面は黒のラバーを貼ること(2021年10月以降は一部カラーラバーも許可)
注目すべきは「形と大きさに制限がない」という点です。つまり、理論上はどんなに大きいラケットでも、どんな形でもルール上は使用可能です。過去には巨大なフライパン型のラケットを使おうとした選手もいましたが、実用性の観点からそのような極端な形は普及していません。
JTTA(日本卓球協会)公認ラケットについて
日本国内の公式大会で使用するラケットは、JTTA(日本卓球協会)の刻印があるものが推奨されています。市販のラケットの多くにはこの刻印がありますが、海外メーカーの一部モデルや特注品にはない場合があるので確認しましょう。
カスタムラケットと形状の自由度
特注でオリジナル形状のラケットを作る選手も少なからずいます。たとえばグリップの太さや長さを変えたり、ブレードの角を微妙に削ったりすることは一般的です。ただし、ブレードの85%以上が天然木材であること、平らで硬い板であることの条件は必ず満たす必要があります。
近年では3Dプリンターを使ったカスタムグリップも登場しています。手の形に完全にフィットするグリップを作れるため、トップ選手の間でも注目されている技術です。
プレースタイル別|最適な卓球ラケットの形の選び方
ラケットの形状について詳しく理解したところで、自分にはどの形が合っているのかを判断する方法を解説します。プレースタイル別に最適な形状を整理しましょう。
攻撃型(ドライブ主体)に最適な形
フォアハンドドライブとバックハンドドライブの両方を積極的に使う現代的な攻撃スタイルには、シェークハンドのフレアグリップが最も適しています。ブレードはやや大きめの楕円形で、先端重心のものを選ぶと遠心力を利用した威力のあるドライブが打てます。
フォアハンド主体で攻める場合は、ペンホルダー(角型)も有力な選択肢です。特にフォアハンドスマッシュやドライブの威力はペンホルダーならではの魅力があります。
守備型(カット主体)に最適な形
台から離れてカットで粘る守備的なスタイルには、シェークハンドのストレートグリップがおすすめです。手首の自由度が高いため、切れたカットや変化のあるカットが打ちやすくなります。ブレードは丸みを帯びた形が操作性に優れ、カットマンに好まれます。
オールラウンド型に最適な形
攻守のバランスを重視するオールラウンドスタイルには、シェークハンドのフレアまたはアナトミックグリップが適しています。ブレードは標準サイズの楕円形で、5枚合板の木材ラケットがコントロール性に優れます。
前陣速攻型に最適な形
台に近い位置で素早くピッチの速い攻撃を展開するスタイルには、中国式ペンホルダーや日本式ペン(角丸型)が相性抜群です。手首を使った素早いスイングと、ペン特有の台上での細かい操作が前陣速攻の武器になります。
初心者が選ぶべき形
卓球を始めたばかりの方には、シェークハンドのフレアグリップを強くおすすめします。理由は以下の通りです。
- 握りやすく、ラケットが安定する
- フォアもバックも自然に打てる
- ラバーやラケットの選択肢が豊富
- 上達した後もそのまま使い続けられる
- 指導者の多くがシェークハンド経験者で教わりやすい
初心者向けの完成品ラケットとして大人気のバタフライ「ステイヤー1500」は、ラケットとラバーがセットになっており、すぐに始められます。Amazonでリーズナブルな価格で購入できるので、最初の一本としておすすめです。
卓球ラケットの形にまつわるユニークな歴史と豆知識
卓球ラケットの形には、知っておくと面白い歴史やトリビアがたくさんあります。ここでは、他の記事ではなかなか触れられない独自の視点をご紹介します。
かつて存在した「ピストル型」ラケット
1950年代から1960年代にかけて、銃のグリップのような形をした「ピストル型ラケット」が一部の選手に使われていました。グリップを人差し指で引き金のように引っかけて握るこのラケットは、フォアハンドの打球感が非常にユニークでした。現在はほとんど見かけませんが、ルール上は今でも使用可能です。
ハンドソウラケットの衝撃
日本の川又宏司氏が発明した「ハンドソウ」というラケットをご存知でしょうか。ブレードからY字型のグリップが2本伸びた独特の形状で、手のこぎり(ハンドソウ)に似ていることからこの名がつきました。手首の回転を活かした強烈なサーブが打てるのが特徴ですが、生産数が限られており入手困難な希少モデルです。
巨大ラケットのルール問題
前述の通り、ITTFのルールではラケットのサイズに上限がありません。しかし1980年代に一部の選手が極端に大きいラケットを使おうとした際、「スポーツマンシップに反する」として問題になったことがあります。結果的にルール改正には至りませんでしたが、実用上は重量の制約から自然とサイズが制限されています。
国ごとのラケット形状の好み
ラケットの形状の好みには国ごとの傾向があります。
| 国・地域 | 主流のラケット形状 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本 | シェークハンド(フレア) | 両ハンド攻撃重視 |
| 中国 | シェークハンド+中国式ペン | パワードライブ志向 |
| 韓国 | シェークハンド | かつてはペンホルダー大国 |
| ヨーロッパ | シェークハンド(フレア/ストレート) | カットマンも一定数存在 |
| 東南アジア | シェークハンド(ペンも根強い人気) | 前陣速攻型が多い |
韓国は1990年代まで世界的なペンホルダー大国でしたが、劉南奎選手や柳承敏選手の時代を最後に、シェークハンドへの移行が急速に進みました。現在の韓国代表チームはほぼ全員がシェークハンドを使用しています。
ラケットの形が変わった名選手たち
キャリアの途中でラケットの形を変えた選手もいます。たとえば中国の王皓選手は、ペンホルダーでありながら裏面打法を極めたことで知られますが、彼が使っていた中国式ペンのグリップは通常の中国式よりも太めにカスタムされていました。このような微調整も「形」の一種であり、トップ選手は1mm単位でこだわっています。
ラケット選びで失敗しないための5つのチェックポイント
最後に、ラケットの形を選ぶ際に必ず確認してほしい5つのポイントをまとめます。
1. 実際に握ってみる
同じフレアグリップでも、メーカーやモデルによって太さや形状が微妙に異なります。可能であればスポーツショップで実物を握って、フィット感を確認しましょう。通販で購入する場合は、グリップの寸法(縦・横・長さ)を事前に確認してください。
2. 重量とバランスを確認する
同じ形状でもラケットの個体差があり、重量は±5g程度のばらつきがあります。形状とともに重量バランスも確認し、自分の振り抜きやすい重さを選びましょう。一般的にシェークハンドは83〜90g前後、ペンホルダーは75〜85g前後が標準的です。
3. 貼るラバーとの相性を考える
ラケットの形状や板の特性と、ラバーの特性の組み合わせが最終的な打球感を決めます。弾みの強いラケットに弾みの強いラバーを組み合わせると制御が難しくなることがあります。ラケットの形を選ぶ段階から、どのラバーを貼るかもセットで考えましょう。
4. 将来のプレースタイルを見据える
初心者のうちは「今の自分」に合ったラケットを選びがちですが、上達に伴ってプレースタイルは変化します。特にペンホルダーからシェークハンドへの変更は技術的な負担が大きいため、将来のプレー像を想像しながら形を決めることをおすすめします。
5. コーチや上級者に相談する
ラケットの形選びで最も確実な方法は、経験者のアドバイスを聞くことです。所属するクラブのコーチや上級者に自分のプレーを見てもらい、適切な形状を提案してもらいましょう。客観的な意見は独りよがりな選択を防いでくれます。
幅広いレベルの選手に支持されているVICTAS「ZX-GEAR IN」は、標準的なシェークハンド形状でグリップの安定感に定評があります。Amazon で購入でき、中級者のメインラケットとして高い人気を誇っています。
まとめ|卓球ラケットの形は自分のプレーを左右する重要な要素
この記事では、卓球ラケットの形に関するあらゆる情報を網羅的に解説しました。最後に重要なポイントを整理します。
- 卓球ラケットの形は大きく「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類に分かれる
- シェークハンドのグリップにはフレア・ストレート・アナトミック・コニックなどの種類がある
- ペンホルダーには日本式(角型・角丸型・丸型)、中国式、反転式の種類がある
- ブレードの大きさ・形・厚さも打球性能に大きく影響する
- ITTFルール上、ラケットの形状やサイズに厳格な制限はない
- 初心者にはシェークハンドのフレアグリップが最もおすすめ
- プレースタイルに合った形を選ぶことが上達への近道
- 実際に握ってフィット感を確かめることが最も大切
ラケットの形選びは、卓球を楽しむ上での最初の大切なステップです。この記事を参考に、自分にぴったりの一本を見つけてください。
よくある質問(FAQ)
卓球ラケットの形にルール上の制限はありますか?
ITTF(国際卓球連盟)のルールでは、ラケットのブレードは平らで硬く、85%以上が天然木材であることが求められます。しかし、形状やサイズについての具体的な数値制限はありません。理論上はどんな形でも使用可能ですが、実用性の観点から現在流通しているラケットは一定の形状に収まっています。
初心者はシェークハンドとペンホルダーのどちらを選ぶべきですか?
一般的にはシェークハンドをおすすめします。理由は、フォアハンドとバックハンドの切り替えがスムーズで、現代卓球の主流であるボールハンド攻撃に適しているためです。また、指導者の多くがシェークハンド経験者であるため、指導を受けやすいというメリットもあります。ただし、ペンホルダーにも独自の魅力があるため、興味がある場合は両方試してから決めても良いでしょう。
シェークハンドのグリップ形状で最も人気があるのはどれですか?
最も人気があるのはフレア(FL)グリップです。先端に向かって末広がりになる形状で、握った際に自然に手にフィットし、ラケットが抜けにくいという安定感があります。初心者からプロ選手まで幅広く愛用されており、迷った場合はフレアを選ぶと間違いないと言われています。
ペンホルダーの角型と丸型ではどのような違いがありますか?
角型はブレードが四角い形状で、面が大きく先端重心のためドライブやスマッシュなど攻撃的なプレーに向いています。丸型はブレードが丸く、重心がグリップ寄りになるため操作性が高く、カットやブロックなど守備的なプレーに適しています。角丸型はその中間で、攻守バランスの良いオールラウンドタイプです。
ラケットの形はプレー中に変更できますか?
プレー中にラケットの形自体を変更することはできません。ただし、反転式ペンホルダーのようにラケットの表裏を切り替えて異なるラバー面で打球することは可能です。また、試合と試合の間であれば別のラケットに変更することもルール上は認められていますが、審判への申告が必要です。
中国式ペンホルダーと日本式ペンホルダーの最大の違いは何ですか?
最大の違いは裏面打法への対応です。中国式ペンホルダーはシェークハンドに近い楕円形のブレードで裏面にもラバーを貼りやすく、バックハンドの裏面打法が可能です。日本式ペンホルダーは裏面にコルクが貼られているため基本的に片面しか使えませんが、その分フォアハンドの操作性と台上技術に優れています。
ラケットの形によって重さは変わりますか?
はい、大きく変わります。一般的にシェークハンドはブレードが大きいため83〜90g前後(ラバーなし)、日本式ペンホルダーは75〜85g前後とやや軽めです。また同じ種類でも、ブレードの形状が角型か丸型かによって数グラムの差が出ます。特殊素材の有無や合板の枚数によっても重量は変化します。



