申裕斌(シンユビン)とは?世界を席巻する韓国の天才少女
卓球ファンの間で「申裕斌(シンユビン)のラケットやラバーは何を使っているの?」という疑問が急増しています。2024年パリ五輪で混合ダブルス銀メダルを獲得し、世界ランキングでもトップ10に入る実力を持つ彼女の用具には、多くのプレーヤーが注目しています。
この記事では、申裕斌が使用しているラケットとラバーの詳細情報を徹底的に解説します。モデル名や仕様だけでなく、なぜその用具を選んでいるのか、どんなプレースタイルに合うのかまで深掘りしていきます。さらに、同じ用具や類似の用具を試してみたい方に向けて、具体的な製品情報もお伝えします。初中級者から上級者まで参考になる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
申裕斌のプロフィールとプレースタイル
まず、用具を理解するうえで重要な申裕斌のプレースタイルを確認しましょう。プレースタイルと用具は密接に結びついているため、ここを押さえることで用具選択の理由がよく分かります。
基本プロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 申裕斌(シン・ユビン / Shin Yubin) |
| 生年月日 | 2004年7月5日 |
| 国籍 | 韓国 |
| 利き手 | 左利き |
| 戦型 | 左シェーク裏裏ドライブ型 |
| 世界ランキング | 最高7位(2024年時点) |
| 主な成績 | 2024年パリ五輪混合ダブルス銀メダル、WTTシリーズ複数回優勝 |
プレースタイルの特徴
申裕斌のプレースタイルには、大きく3つの特徴があります。
- 高速バックハンドドライブ:台上からでも積極的にバックハンドで先手を取るスタイルが特徴です。特にバックハンドのカウンターは世界トップレベルの精度を誇ります。
- 左利きを活かしたサービス:左利き特有の回転角度でサービスを出し、相手のレシーブを崩します。順横回転のサービスは特に強力です。
- 前陣〜中陣での高速ラリー:台から離れすぎず、前陣から中陣にかけてのポジションで高速なラリー戦を展開します。フットワークも軽快で、攻守の切り替えが非常にスムーズです。
このような攻撃的かつスピード重視のプレースタイルを支えるために、申裕斌はどのような用具を選んでいるのでしょうか。次のセクションから詳しく見ていきましょう。
申裕斌が使用するラケットの詳細
申裕斌が使用しているラケットは、バタフライ(Butterfly)のビスカリア(VISCARIA)です。ビスカリアは卓球界で最も有名なラケットの一つで、多くのトップ選手に愛用されています。
ビスカリアの基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(Butterfly) |
| ブレード構成 | 5枚合板+アリレートカーボン2枚(ALC) |
| ブレードサイズ | 約157mm × 150mm |
| ブレード厚 | 約5.8mm |
| グリップ | FL(フレア)/ ST(ストレート) |
| 平均重量 | 約87g |
| 反発特性 | 高反発 |
ビスカリアが選ばれる理由
ビスカリアはアリレートカーボン(ALC)という特殊素材を内蔵しています。ALCとは、アリレート繊維とカーボン繊維を織り交ぜた複合素材のことです。この素材により、以下の特性が生まれます。
- 適度な弾み:純粋なカーボンほど硬くなく、木材のしなりも感じられる絶妙なバランスです。
- 打球感の良さ:ボールをつかむ感覚があり、回転をかけやすいのが特徴です。
- 安定性:高速ドライブを打っても球が暴れにくく、コントロールしやすい設計です。
申裕斌の高速バックハンドドライブには、この「弾みと安定性のバランス」が不可欠です。前陣での速いピッチのラリーでも制御を失わず、それでいてパワーのあるボールが打てるビスカリアは、彼女のプレースタイルに最適といえます。
ビスカリアを使っている他のトップ選手
ビスカリアは申裕斌だけでなく、多くのトップ選手が使用してきた名作ラケットです。かつては中国のトップ選手も多数使用しており、その性能は折り紙付きです。張継科選手がこのラケットで世界チャンピオンになったことでも有名です。現在も世界各国のナショナルチーム選手が愛用しており、「迷ったらビスカリア」と言われるほど完成度の高いラケットです。
Amazonでもバタフライのビスカリアは購入可能です。シェークハンドのFL(フレア)グリップが最も人気があり、申裕斌と同じ仕様を試してみたい方におすすめです。価格帯は約18,000円〜22,000円前後で、特殊素材ラケットとしては標準的な価格です。
申裕斌が使用するラバーの詳細【フォア面・バック面】
ラケットと同じくらい重要なのがラバーの選択です。申裕斌はフォア面とバック面で異なるラバーを使い分けています。それぞれの詳細を見ていきましょう。
フォア面:ディグニクス09C
フォア面にはバタフライのディグニクス09C(Dignics 09C)を使用しています。ディグニクス09Cは粘着性のトップシートにスプリングスポンジXを組み合わせた、いわゆる「粘着テンション」ラバーです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(Butterfly) |
| ラバータイプ | 裏ソフト(粘着テンション系) |
| スポンジ硬度 | 44度(バタフライ基準) |
| スポンジ厚 | 特厚(MAX相当) |
| スピード | 13.5(バタフライ基準) |
| スピン | 12.8(バタフライ基準) |
| 価格 | オープン価格(実売約7,500円〜9,000円前後) |
ディグニクス09Cの特徴と選ばれる理由
ディグニクス09Cの最大の特徴は、粘着ラバーの回転力とテンションラバーのスピードを両立している点です。従来の粘着ラバーはスピードが出にくいという欠点がありましたが、09Cはスプリングスポンジにより十分な弾みを確保しています。
申裕斌がフォア面に09Cを選ぶ理由として、以下が考えられます。
- 強烈な回転量:フォアドライブで強い上回転をかけられるため、相手のブロックを打ち破りやすくなります。
- 台上技術の精度:粘着性によりストップやフリックなどの台上技術で回転をかけやすく、細かいコントロールが利きます。
- サービスの回転量アップ:左利きの強力なサービスに粘着ラバーの回転力が加わることで、さらにレシーブしにくいサービスを実現しています。
バック面:ディグニクス05
バック面にはバタフライのディグニクス05(Dignics 05)を使用しています。ディグニクス05はバタフライのテンション系裏ソフトラバーの最高峰モデルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(Butterfly) |
| ラバータイプ | 裏ソフト(テンション系) |
| スポンジ硬度 | 40度(バタフライ基準) |
| スポンジ厚 | 特厚(MAX相当) |
| スピード | 13.5(バタフライ基準) |
| スピン | 12.2(バタフライ基準) |
| 価格 | オープン価格(実売約7,000円〜8,500円前後) |
ディグニクス05の特徴と選ばれる理由
ディグニクス05はスピードと回転のバランスに優れたラバーです。09Cと比べるとスポンジが若干柔らかく、弾み出しが素直な特性を持っています。
バック面にディグニクス05を選ぶ理由は以下のとおりです。
- バックハンドの安定性:テンション系ラバーの素直な弾みにより、高速バックハンドドライブを安定して打てます。
- カウンター性能:相手のドライブに対してカウンターを仕掛ける際、ラバーが自動的にスピードを出してくれるため、スイングが小さくても威力が出ます。
- ブロックのしやすさ:09Cよりも弾道が安定しているため、ブロックやロビングなど守備的な技術でもミスが少なくなります。
フォアとバックで異なる特性のラバーを使い分けることで、攻守のバランスを最適化しているのが申裕斌の用具セッティングの大きな特徴です。
ディグニクス05もディグニクス09CもAmazonで購入可能です。両方ともバタフライの最上位ラインのため価格は高めですが、性能は間違いなくトップクラスです。特にディグニクス05は幅広いレベルのプレーヤーに対応できるため、上級者を目指す中級者の方にもおすすめです。
申裕斌の用具セッティングから学ぶ用具選びのポイント
ここまで申裕斌の用具を詳しく見てきました。彼女の用具セッティングからは、自分の用具を選ぶうえで参考になるポイントがたくさんあります。
ポイント1:プレースタイルに合ったラケットを選ぶ
申裕斌は前陣〜中陣での高速ラリーが得意です。そのため、弾みすぎず安定感のあるALCラケットを選んでいます。もしあなたが中陣〜後陣でのパワードライブを重視するなら、より弾むスーパーZLCやZLCラケットが合うかもしれません。逆に台上技術を重視するなら、5枚合板のような弾みを抑えたラケットも選択肢になります。
ポイント2:フォアとバックで異なるラバーを使い分ける
申裕斌のようにフォア面に粘着テンション、バック面にテンション系という組み合わせは、近年の世界的なトレンドです。フォアでは腕のスイングが大きく取れるため粘着ラバーの回転力を活かしやすく、バックではコンパクトなスイングでもスピードが出るテンション系が有利です。
ポイント3:ラバーの硬度選びが重要
申裕斌が使用するディグニクス09C(硬度44度)とディグニクス05(硬度40度)は、どちらも硬めのラバーです。硬いラバーは上級者向けで、しっかりスイングできる技術が必要です。初中級者の方がいきなり同じ用具を使うと、ボールが飛ばなかったりコントロールが難しかったりすることがあります。
もし申裕斌と似た用具構成を試したい初中級者の方には、以下のような代替用具をおすすめします。
| 申裕斌の用具 | 初中級者向け代替用具 | 特徴 |
|---|---|---|
| ビスカリア | インナーフォースレイヤーALC | ALCがインナー(内側)に配置されており、より扱いやすい |
| ディグニクス09C(フォア) | テナジー05 | 09Cより柔らかく扱いやすいが、高い回転性能を持つ |
| ディグニクス05(バック) | テナジー80 | スピードと回転のバランスが良く、バックハンドに最適 |
これらの代替用具はAmazonでも販売されています。インナーフォースレイヤーALCは約15,000円〜18,000円、テナジー05やテナジー80は約6,000円〜7,500円程度で購入できます。用具選びに迷ったら、まずはこれらの扱いやすいモデルから始めてみるのが良いでしょう。
申裕斌と同世代のライバル選手の用具比較
申裕斌の用具をより深く理解するために、同世代のライバル選手たちの用具と比較してみましょう。トップ選手がどのような用具を選んでいるかを比較することで、用具選びの傾向が見えてきます。
| 選手名 | 国籍 | ラケット | フォアラバー | バックラバー |
|---|---|---|---|---|
| 申裕斌 | 韓国 | ビスカリア | ディグニクス09C | ディグニクス05 |
| 孫穎莎 | 中国 | ビスカリア系 | キョウヒョウNEO3 | ディグニクス05 |
| 早田ひな | 日本 | 張本智和 インナーフォースALC | ディグニクス09C | ディグニクス05 |
| 王曼昱 | 中国 | ビスカリア系 | キョウヒョウNEO3 | ディグニクス05 |
比較から見える傾向
この比較からいくつかの興味深い傾向が読み取れます。
- ALCラケットが主流:ほぼ全員がALC系のラケットを使用しています。ALCの「弾みと安定性のバランス」は、女子トップ選手にとって最適解といえます。
- バック面はディグニクス05が圧倒的:バック面にディグニクス05を選ぶ選手が非常に多いです。それだけバックハンドとの相性が良いラバーということです。
- フォア面は粘着系が増加中:中国選手はもちろん、申裕斌や早田ひな選手もフォア面に粘着系ラバーを採用しています。回転量で優位に立つために、粘着系ラバーの重要性が高まっています。
申裕斌の用具構成は世界のトレンドにしっかり合致しており、現代卓球における「最適解」の一つといえるでしょう。特にフォア面の09Cは中国選手のキョウヒョウに対抗できる回転力を持ちつつ、テンション系の扱いやすさも兼ね備えているため、非中国選手にとって理想的な選択です。
申裕斌モデルの用具を揃える際の総費用と購入ガイド
実際に申裕斌と同じ用具を揃えたい場合、どれくらいの費用がかかるのか計算してみましょう。
総費用の目安
| 用具 | モデル名 | 実売価格(税込目安) |
|---|---|---|
| ラケット | ビスカリア(FL) | 約18,000円〜22,000円 |
| フォアラバー | ディグニクス09C | 約7,500円〜9,000円 |
| バックラバー | ディグニクス05 | 約7,000円〜8,500円 |
| ラバー貼り替え用接着剤 | フリーチャック2 | 約500円〜700円 |
| サイドテープ | バタフライ サイドテープ | 約300円〜500円 |
| 合計 | 約33,300円〜40,700円 | |
合計で約3万3千円〜4万円程度です。トップ選手と同じ用具を揃えるとなると、それなりの出費になります。しかし、ラケットは長期間使えますし、ラバーも適切にケアすれば2〜3ヶ月は使用できます。
Amazonで購入する際のポイント
Amazonでこれらの用具を購入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 正規品を選ぶ:バタフライの正規品にはホログラムシールが貼られています。並行輸入品や偽物に注意しましょう。
- ラバーの厚さを確認:申裕斌は「特厚」を使用しています。購入時に厚さの選択を間違えないようにしましょう。
- グリップ形状を確認:ラケットのグリップにはFL(フレア)やST(ストレート)があります。自分の握り方に合ったものを選びましょう。一般的にはFLが最も人気です。
- まとめ買いで送料を節約:ラケットとラバーをまとめて購入すれば、送料無料の条件を満たしやすくなります。
また、ラバーの貼り替えに必要な接着剤(フリーチャック2など)やサイドテープも一緒に購入しておくと便利です。これらもAmazonで手軽に入手できます。
コストを抑えたい方への代替案
「さすがに4万円は高い…」という方には、先ほどご紹介した代替用具の組み合わせがおすすめです。インナーフォースレイヤーALC+テナジー05+テナジー80の構成なら、合計約28,000円〜33,000円程度に抑えられます。性能面でもトップレベルの組み合わせですので、十分に満足できるはずです。
まとめ:申裕斌のラケット・ラバーから学ぶ最適な用具選び
この記事では、申裕斌が使用するラケットとラバーについて詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。
- 申裕斌のラケットはバタフライ ビスカリア(ALC)で、弾みと安定性のバランスに優れた名作ラケットです。
- フォア面にはディグニクス09C(粘着テンション系)を使用し、強烈な回転量と台上技術の精度を実現しています。
- バック面にはディグニクス05(テンション系)を使用し、高速バックハンドドライブとカウンター性能を確保しています。
- フォア面に粘着テンション、バック面にテンション系という組み合わせは世界的なトレンドです。
- 同じ用具を揃える場合の総費用は約3万3千円〜4万円程度です。
- 初中級者にはインナーフォースレイヤーALC+テナジー05+テナジー80のような扱いやすい代替構成もおすすめです。
- 用具選びで最も大切なのは、自分のプレースタイルや技術レベルに合った用具を選ぶことです。
申裕斌の用具は確かに素晴らしい組み合わせですが、プロ選手の用具をそのまま使えばうまくなるわけではありません。自分の技術レベルやプレースタイルに合った用具を選び、練習を重ねることが上達への近道です。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの用具を見つけてください。
よくある質問(FAQ)
申裕斌が使っているラケットは何ですか?
申裕斌はバタフライのビスカリア(VISCARIA)を使用しています。5枚合板にアリレートカーボン(ALC)を搭載したラケットで、弾みと安定性のバランスに優れています。世界の多くのトップ選手に愛用されている名作ラケットです。
申裕斌のフォア面とバック面のラバーは何ですか?
フォア面にはバタフライのディグニクス09C(粘着テンション系ラバー)、バック面にはバタフライのディグニクス05(テンション系ラバー)を使用しています。フォアとバックで異なる特性のラバーを使い分けているのが特徴です。
申裕斌と同じ用具を揃えるといくらかかりますか?
ラケット(ビスカリア)が約18,000円〜22,000円、フォアラバー(ディグニクス09C)が約7,500円〜9,000円、バックラバー(ディグニクス05)が約7,000円〜8,500円で、合計約33,300円〜40,700円程度かかります。接着剤やサイドテープなどの小物を含めた金額です。
初中級者が申裕斌と同じ用具を使っても大丈夫ですか?
申裕斌の用具は上級者向けの組み合わせのため、初中級者にはやや扱いが難しい場合があります。特にディグニクス09Cは硬度が高く、しっかりスイングできないとボールが飛びません。初中級者にはインナーフォースレイヤーALC+テナジー05+テナジー80のような扱いやすい代替構成をおすすめします。
なぜ申裕斌はフォア面に粘着テンションラバーを使っているのですか?
粘着テンションラバーのディグニクス09Cは、強烈な回転量と十分なスピードを両立しているためです。フォアハンドは大きなスイングが取れるため粘着ラバーの回転力を活かしやすく、サービスや台上技術でも細かいコントロールが可能です。中国選手のキョウヒョウに対抗できる回転力を持ちつつ、テンション系の弾みも兼ね備えた理想的なラバーです。
ビスカリアとインナーフォースレイヤーALCの違いは何ですか?
どちらもALC(アリレートカーボン)素材を使用していますが、素材の配置位置が異なります。ビスカリアはALCがブレードの外側に配置されており弾みが強く、インナーフォースレイヤーALCは内側に配置されているため弾みが抑えめでコントロールしやすいのが特徴です。初中級者にはインナーフォースレイヤーALCの方が扱いやすくおすすめです。



