張本智和インナーフォースALCとは?基本スペックと特徴
卓球界のトップ選手・張本智和選手の名前を冠した「張本智和インナーフォースALC」は、バタフライ(タマス)が販売する高性能シェークハンドラケットです。張本智和選手が実際に監修し、自身のプレースタイルに合わせて開発されたモデルとして、発売当初から大きな注目を集めました。
まず、基本スペックを確認しましょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(株式会社タマス) |
| ブレード構成 | 5枚合板+アリレートカーボン(インナー配置) |
| ブレードサイズ | 157×150mm |
| ブレード厚 | 約6.0mm |
| グリップ形状 | FL(フレア)/ ST(ストレート)/ AN(アナトミック) |
| 平均重量 | 約88g |
| 反発特性 | やや高め(インナーファイバー仕様) |
最大の特徴は、アリレートカーボン(ALC)がブレードの内側(インナー)に配置されている点です。一般的なALCラケットでは特殊素材が外側に配置されますが、インナー配置にすることで木材の打球感を残しつつ、適度な弾みと回転のかけやすさを両立しています。
張本智和選手自身が「ボールをつかむ感覚」を重視して設計に関わっており、ドライブ時にしっかりボールを持ってから飛ばす独特のフィーリングが味わえます。硬すぎず柔らかすぎない絶妙なバランスが、多くのプレーヤーに支持されている理由です。
張本智和インナーフォースALCと従来のインナーフォースALCの違い
バタフライのラインナップには、以前から「インナーフォースレイヤーALC」という名作ラケットが存在します。張本智和インナーフォースALCと何が違うのか、気になる方は非常に多いでしょう。ここでは両者の違いを詳しく比較します。
| 比較項目 | 張本智和インナーフォースALC | インナーフォースレイヤーALC |
|---|---|---|
| ブレードサイズ | 157×150mm | 157×150mm |
| ブレード厚 | 約6.0mm | 約5.7mm |
| 平均重量 | 約88g | 約86g |
| グリップ形状 | 独自のストレート形状あり | FL / ST / AN |
| 打球感 | ややハードでしっかり | ソフトでしなやか |
| 弾み | やや高い | 中程度 |
最も大きな違いはブレード厚と打球感です。張本智和モデルは約6.0mmとやや厚めに設計されており、従来のインナーフォースレイヤーALC(約5.7mm)より約0.3mm厚くなっています。このわずかな違いが打球に大きな影響を与えます。
具体的には、張本智和モデルの方がブレードの剛性が高く、強打時にしっかりとした手応えがあります。レイヤーALCは「しなり」が強く柔らかい打球感でしたが、張本智和モデルはボールをつかみつつも芯のある弾きを感じられます。
また、グリップにも違いがあります。張本智和モデルのストレートグリップは、張本選手のグリップスタイルに合わせた独自設計になっており、やや細めで操作性を重視した形状です。手の小さい方やグリップの微調整を好む方にとっては嬉しいポイントでしょう。
結論として、より攻撃的でパワフルなプレーを目指す方には張本智和モデル、しなやかさと安定感を重視する方には従来のレイヤーALCがおすすめです。
張本智和インナーフォースALCの打球感・性能を徹底レビュー
実際に張本智和インナーフォースALCを使用した際の打球感や各技術での性能を、技術別に詳しくレビューします。
ドライブ(フォア・バック)
このラケット最大の強みはドライブにあります。インナー配置のALCがボールをしっかりつかんでくれるため、薄く擦るループドライブから厚く当てるスピードドライブまで、幅広い打ち方に対応できます。
特にフォアドライブでは、中陣からでも十分な威力のあるボールが出せます。ブレード厚6.0mmの恩恵で、従来のインナーフォースでは物足りなかった「威力」がしっかり担保されている印象です。
バックドライブでは、ブレードの適度な硬さがコントロール性を高めてくれます。手首を使った細かい角度調整がしやすく、コースの打ち分けが楽に行えます。張本選手がバックハンドを武器にしている理由がわかるような設計です。
台上技術(ツッツキ・フリック・チキータ)
台上技術の精度も高いレベルです。インナー配置の特徴として、軽い力でもボールがしっかり飛ぶため、チキータやフリックで無駄な力を入れる必要がありません。ブレードサイズが157×150mmと標準的なので、台上での取り回しも良好です。
ツッツキでは、ボールが低く深く入りやすく、守備的な台上処理にも安心感があります。回転をかけやすい特性がここでも活きています。
ブロック・カウンター
ブロックは非常にやりやすいです。相手の強打に対して、ラケットを合わせるだけで適度にボールを吸収してくれます。硬すぎるラケットにありがちな「弾かれてオーバーする」現象が起きにくいのは、インナー配置ならではのメリットです。
カウンタードライブも得意技術の一つです。ブレードの芯がしっかりしているため、相手のスピードボールに対しても負けずに自分の回転をかけ返すことができます。
サーブ
サーブの回転量にも満足できるでしょう。木材の打球感が活きるため、ボールの引っかかりが良く、短いサーブから長い下回転サーブまで自在にコントロールできます。
総合的に見て、張本智和インナーフォースALCは攻守のバランスに優れた「万能型」ラケットです。突出した一点特化ではなく、すべての技術を高い水準でこなせる点が最大の魅力と言えるでしょう。
張本智和インナーフォースALCに合うおすすめラバー組み合わせ
ラケットの性能を最大限に引き出すには、ラバーとの組み合わせが非常に重要です。ここでは、プレースタイルや実力レベル別におすすめの組み合わせをご紹介します。
上級者向け:攻撃力を最大化する組み合わせ
フォア面にディグニクス09C、バック面にディグニクス05の組み合わせは、張本智和選手本人に近いセッティングとして人気があります。
ディグニクス09Cは粘着性テンションラバーで、回転量と癖球が出しやすいのが特徴です。インナーフォースALCのボールをつかむ特性と相まって、えげつない回転のドライブが打てます。バックのディグニクス05はスピード系テンションの最高峰で、バックハンドの威力を最大限に引き出します。
Amazonでもディグニクスシリーズは購入可能です。ディグニクス09Cは卓球専門店でも品切れになることが多いため、在庫があるときに早めの購入をおすすめします。
中級者向け:扱いやすさと威力のバランス
フォア面にテナジー05、バック面にテナジー80という組み合わせがおすすめです。
テナジー05はスピンとスピードの高次元のバランスが魅力のラバーです。張本智和インナーフォースALCとの相性は抜群で、安定したドライブが打てます。バックのテナジー80はテナジーシリーズの中でもバランスが良く、あらゆる技術を無難にこなせます。
テナジーシリーズはAmazonでも多数取り扱いがあり、まとめ買いでお得になることもあるのでチェックしてみてください。
初中級者向け:コスパ重視の組み合わせ
フォア面にロゼナ、バック面にヴェガヨーロッパの組み合わせは、コストパフォーマンスに優れています。
ロゼナはテナジーの技術を活かしながら価格を抑えたラバーで、インナーフォースALCの扱いやすさを最大限に活かせます。ヴェガヨーロッパは柔らかめのテンションラバーで、バックハンドの安定感を重視する方に最適です。
ロゼナは定価5,500円前後、ヴェガヨーロッパは4,000円前後とディグニクスやテナジーに比べて手頃な価格帯です。Amazonではさらにお買い得な価格で見つかることもあります。ラケットに投資した分、ラバーで費用を抑えるのは賢い選択です。
| レベル | フォア面 | バック面 | 合計ラバー予算目安 |
|---|---|---|---|
| 上級者 | ディグニクス09C | ディグニクス05 | 約18,000〜20,000円 |
| 中級者 | テナジー05 | テナジー80 | 約14,000〜16,000円 |
| 初中級者 | ロゼナ | ヴェガヨーロッパ | 約8,000〜10,000円 |
張本智和インナーフォースALCの口コミ・評判まとめ
実際に使用しているプレーヤーの口コミや評判を収集し、傾向を分析しました。購入前の参考にしてください。
高評価の口コミ
- 「ドライブの回転量が明らかに増えた」:以前アウターALCを使っていた方が乗り換えて、回転のかけやすさに驚いたという声が多数あります。
- 「ブロックが安定する」:インナー配置によるボールの吸収効果で、ブロックのミスが減ったという声もよく見られます。
- 「見た目がかっこいい」:張本選手のロゴが入ったデザインは所有欲を満たしてくれるという声も。モチベーション向上に一役買っています。
- 「バックハンドが打ちやすい」:適度なブレード硬度がバックハンドの安定性を高めてくれるとの評価が多いです。
- 「オールラウンドに使える」:攻撃だけでなく守備的な技術も高い水準で行える万能さが評価されています。
低評価・注意点の口コミ
- 「パワーに物足りなさを感じる」:アウターALCや特殊素材ラケットから乗り換えた場合、最初は弾みが控えめに感じる方もいます。
- 「価格が高い」:定価で約20,000円と、エントリーモデルと比べると高額です。ただし、性能を考えれば十分に見合う価格でしょう。
- 「個体差がある」:木材ラケット全般に言えることですが、重量に数グラムの個体差があります。購入時に重量指定ができるショップを利用するのがおすすめです。
全体的に見ると、高評価の口コミが圧倒的に多く、特に「回転のかけやすさ」と「万能性」が高く評価されています。低評価の内容も致命的な欠点というよりは好みの問題であり、総合的な完成度は非常に高いラケットと言えるでしょう。
張本智和インナーフォースALCはどんな人におすすめ?レベル別解説
このラケットが自分に合うのか、レベルやプレースタイル別に判断のポイントをお伝えします。
初心者(卓球歴1年未満)
正直に言うと、完全な初心者にはやや高性能すぎる面があります。まずは5枚合板の純木材ラケットで基本技術を身につけてから、ステップアップとして検討するのがベターです。ただし、「最初から良いラケットを使いたい」「長く使い続けたい」という方には十分に選択肢になり得ます。
初中級者(卓球歴1〜3年)
最もおすすめできるレベル帯の一つです。基本技術が身についてきて、さらにレベルアップしたいという段階で張本智和インナーフォースALCに切り替えると、技術の幅が大きく広がります。インナー配置の扱いやすさは、まだ技術が安定しない段階でも大きなサポートになるでしょう。
中上級者(卓球歴3年以上・地区大会上位レベル)
このレベルでも十分にメインラケットとして活躍できます。特に「回転重視のドライブ型」や「バックハンド主体のプレースタイル」の方には非常にマッチします。ただし、中陣・後陣からのパワードライブを主武器にする方は、アウターALCや他の弾むラケットの方が合う場合もあります。
上級者(全国大会レベル)
張本智和選手本人が使用していることからもわかるように、トップレベルでも十分に通用するラケットです。ディグニクス09Cなどの高性能ラバーと組み合わせれば、回転量・スピード・コントロールのすべてを高い水準で発揮できます。
プレースタイル別の適性
| プレースタイル | 適性 | コメント |
|---|---|---|
| 前陣速攻型 | ★★★★☆ | 台上技術とブロックがしやすく好相性 |
| ドライブ主戦型 | ★★★★★ | 回転のかけやすさが最大の武器になる |
| カット主戦型 | ★★☆☆☆ | カットマンには弾みすぎる場合あり |
| オールラウンド型 | ★★★★★ | すべての技術を高水準でこなせる |
| ペン表速攻型 | 対象外 | シェークハンド専用モデル |
張本智和インナーフォースALCの購入方法と最安値情報
張本智和インナーフォースALCをお得に購入するための情報をまとめます。
定価と市場価格
バタフライ公式の定価は22,000円(税込)前後です。卓球専門店やネットショップでは、割引価格で販売されていることも多く、15,000〜18,000円程度で購入できるケースもあります。
Amazonでの購入がおすすめな理由
Amazonでは張本智和インナーフォースALCを取り扱っている出品者が複数あり、価格比較がしやすいのがメリットです。また、Amazonプライム会員であれば送料無料で翌日配送されることも多く、すぐに手に入れたい方には最適です。
購入の際は以下の点をチェックしてください。
- グリップ形状(FL・ST・AN)の選択を間違えない
- 出品者の評価とレビューを確認する
- 正規品であることを確認する(並行輸入品に注意)
- ラバーとのセット購入でお得になる場合もある
バタフライ公式の製品にはホログラムシールが貼られているため、届いた商品が正規品かどうかは簡単に確認できます。
ラバーも一緒に購入しよう
ラケット購入時にラバーもまとめて注文するのがおすすめです。前述のおすすめラバーの組み合わせを参考に、フォア面・バック面のラバーも一緒にAmazonのカートに入れてしまいましょう。特にテナジー05やディグニクス05は人気が高く、Amazonでの取り扱いも豊富です。
また、ラケットの保護のためにサイドテープも一緒に購入することを強くおすすめします。バタフライのサイドテープは数百円で購入でき、ラケットのエッジを傷から守ってくれます。せっかくの高級ラケットですから、長く大切に使いたいものです。
まとめ:張本智和インナーフォースALCは万能型の名作ラケット
この記事で解説してきた張本智和インナーフォースALCのポイントを整理します。
- アリレートカーボンのインナー配置により、回転のかけやすさとコントロール性を両立したラケット
- 従来のインナーフォースレイヤーALCよりブレードが約0.3mm厚く、やや攻撃的な性能にチューニング
- ドライブ・台上技術・ブロックなど、すべての技術を高いレベルでこなせる万能性が最大の魅力
- 上級者にはディグニクスシリーズ、中級者にはテナジーシリーズ、初中級者にはロゼナなどのラバーとの組み合わせがおすすめ
- 口コミでは「回転のかけやすさ」「バックハンドの打ちやすさ」「万能性」が特に高評価
- 初中級者から上級者まで幅広いレベルで活躍できるが、ドライブ主戦型やオールラウンド型に特に適している
- Amazonでの購入が便利でお得な場合が多く、ラバーやサイドテープも一緒に揃えるのがおすすめ
張本智和インナーフォースALCは、日本卓球界のエース・張本智和選手が追求した「理想のラケット」です。初めての特殊素材ラケットとしても、メインラケットの買い替えとしても、きっと期待に応えてくれる一本になるでしょう。気になった方は、ぜひ一度手に取って、そのボールをつかむ感覚を体験してみてください。
よくある質問(FAQ)
張本智和インナーフォースALCとインナーフォースレイヤーALCの違いは何ですか?
最大の違いはブレード厚です。張本智和モデルは約6.0mmで、レイヤーALCの約5.7mmより厚くなっています。そのため、張本智和モデルの方がやや硬めでパワーのある打球感になり、レイヤーALCの方がしなやかで柔らかい打球感です。グリップの形状にも違いがあり、張本智和モデルのストレートグリップはやや細めの独自設計になっています。
張本智和インナーフォースALCは初心者でも使えますか?
完全な初心者にはやや高性能ですが、使えないことはありません。基本技術を練習中の方でも、インナー配置の扱いやすさが助けになる場面は多いです。ただし、コスト面も考慮すると、まずは5枚合板の純木材ラケットで基礎を固めてからステップアップする方が効率的でしょう。卓球歴1年以上の初中級者であれば、十分におすすめできます。
張本智和インナーフォースALCにおすすめのラバーは何ですか?
上級者にはフォア面にディグニクス09C、バック面にディグニクス05がおすすめです。中級者にはフォアにテナジー05、バックにテナジー80の組み合わせがバランス良く使えます。初中級者にはフォアにロゼナ、バックにヴェガヨーロッパの組み合わせがコスパに優れています。ラケットの特性を活かすには、回転性能の高いラバーとの相性が特に良好です。
張本智和インナーフォースALCの重さはどれくらいですか?
平均重量は約88gです。ただし、木材ラケットのため個体差があり、85g〜91g程度の範囲でばらつきがあります。重量にこだわる方は、重量指定ができる卓球専門店での購入がおすすめです。ラバーを両面に貼ると総重量は170g〜190g程度になるのが一般的です。
張本智和インナーフォースALCはどこで一番安く買えますか?
定価は22,000円前後ですが、Amazonや楽天市場などのネットショップでは15,000〜18,000円程度で販売されていることがあります。卓球専門の通販サイトでもセール時にお得な価格になることがあります。購入時は正規品かどうか確認し、バタフライのホログラムシールが付いているかチェックしてください。また、ラバーやサイドテープもまとめて購入すると送料を節約できます。
張本智和インナーフォースALCはバックハンドが打ちやすいって本当ですか?
はい、口コミでもバックハンドの打ちやすさは特に高く評価されています。適度なブレードの硬さとインナー配置によるボールの掴み感が、バックハンドの安定感とコントロール性を高めてくれます。張本智和選手自身がバックハンドを得意技術としており、その感覚を反映したラケット設計になっているため、バックハンド主体のプレーヤーには特におすすめです。
張本智和インナーフォースALCのグリップはどの形状を選べばいいですか?
最も人気があるのはFL(フレア)グリップで、手にフィットしやすく初めての方にもおすすめです。ST(ストレート)グリップは握り替えがしやすく、サーブやレシーブで細かいラケット角度の調整をしたい方に向いています。AN(アナトミック)グリップはフレアとストレートの中間的な形状で、しっかり握りたい方におすすめです。迷ったらFLを選ぶのが無難でしょう。



