パヴァデとは?フランスが誇る卓球界の新星
アレクシス・パヴァデ(Alexis Lebrun ではなく Félix Lebrun の愛称と混同されがちですが、正確にはAlexis Lebrunの弟であるフェリックス・ルブランとは別の選手です)——ここで取り上げるのは、近年急速に世界ランキングを駆け上がっているプロスティ・パヴァデ(Prithika Pavade)です。フランス国籍を持つインド系の女子卓球選手で、2004年生まれの若手ながら、ヨーロッパ選手権やWTTツアーで目覚ましい活躍を見せています。
パヴァデの最大の魅力は、攻撃的なフォアハンドドライブと安定感のあるバックハンドの両立です。その高いパフォーマンスを支えているのが、彼女が使用するラケットとラバーの組み合わせ。多くの卓球ファンが「パヴァデ ラケット ラバー」と検索するのは、彼女のプレーを自分でも再現したいという強い願望があるからではないでしょうか。
この記事では、パヴァデが使用している用具の詳細スペックから、同じタイプのプレースタイルを目指す方への具体的なおすすめセットアップまで、徹底的に解説していきます。初心者から中上級者まで参考になる情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
パヴァデが使用しているラケットの詳細スペック
パヴァデは、契約メーカーであるバタフライ(Butterfly)の用具を使用しています。バタフライは日本が世界に誇る卓球用品メーカーで、多くのトッププロが愛用するブランドです。
パヴァデが使用しているとされるラケットは、バタフライの「ティモボル ALC」もしくはそのカスタムモデルです。ティモボル ALCは、ドイツの伝説的選手ティモ・ボルのシグネチャーモデルとして知られ、以下のような特徴を持ちます。
- 構成:5枚合板+アリレートカーボン(ALC)2枚の計7枚構成
- ブレードサイズ:157mm×150mm
- ブレード厚:約5.8mm
- 重量:約86g(ブレード単体)
- グリップ形状:フレア(FL)タイプ
アリレートカーボン(ALC)は、バタフライが独自に開発した特殊素材です。通常のカーボンよりもしなりが生まれやすく、打球感がマイルドになるのが特徴です。パワーと安定性のバランスに優れており、攻撃型の選手に非常に人気があります。
パヴァデのプレースタイルは、中陣からのパワードライブと台上技術の精度が求められます。ALC素材のラケットは、ボールの弧線を描きやすいため、ドライブの安定感を損なわずにスピードを出せる点が彼女のプレーにマッチしています。
なお、トッププロは市販品とは微妙に異なるカスタム仕様を使用している場合があります。ブレードの厚みやグリップの形状が特注になっていることも珍しくありません。しかし、ベースとなるモデルの性能は市販品でも十分に体感できます。
Amazonでは「ティモボル ALC」が購入可能です。バタフライ公認の正規品を選ぶことで、パヴァデと同じベースラケットを手に入れることができます。初めてカーボン入りラケットに挑戦する方にも、ALCは扱いやすい素材としておすすめです。
パヴァデが使用しているラバーの種類と特徴
ラケットと同様に重要なのが、ラバーの選択です。パヴァデはフォアハンド側・バックハンド側でそれぞれ異なるラバーを使用していると言われています。
フォアハンド側のラバー
フォアハンド側には、バタフライ「ディグニクス09C」を使用しているとされています。ディグニクス09Cは、粘着性テンションラバーという革新的なカテゴリーに属するラバーです。
- 種類:粘着性テンション裏ソフト
- スポンジ硬度:44度(バタフライ基準)
- スポンジ厚:特厚(MAX)を使用
- 回転性能:非常に高い(粘着性による上乗せ効果)
- スピード:テンション系としてはやや控えめだが、十分な速度
粘着性ラバーは中国選手が伝統的に使用してきたタイプですが、ディグニクス09Cはそこにテンション技術(スプリングスポンジX)を融合させた製品です。これにより、粘着ラバー特有の強烈な回転量と、テンションラバーの弾みの良さを両立しています。
パヴァデはフォアハンドで回転量の多いループドライブを多用します。ディグニクス09Cの粘着面がボールをしっかり掴むため、サーブやツッツキでも変化をつけやすいのが強みです。
バックハンド側のラバー
バックハンド側には、バタフライ「ディグニクス05」を使用しているとされています。ディグニクス05は、テンション系裏ソフトラバーの最高峰として位置づけられている製品です。
- 種類:テンション裏ソフト
- スポンジ硬度:40度(バタフライ基準)
- スポンジ厚:特厚(MAX)を使用
- 回転性能:最高レベル
- スピード:非常に速い
ディグニクス05は、前作の「テナジー05」から大幅に性能が向上したラバーです。スプリングスポンジXにより、ボールのエネルギーロスが少なく、軽いタッチでもしっかりとボールが飛びます。バックハンドでのカウンタードライブやブロックで威力を発揮します。
パヴァデのバックハンドは、相手のドライブに対して素早くカウンターを仕掛けるスタイルです。ディグニクス05の高い反発力が、コンパクトなスイングでも十分なスピードを生み出しています。
Amazonではディグニクス09Cとディグニクス05の両方が購入可能です。どちらも高性能なラバーですが、価格はそれぞれ定価で約7,000〜8,000円程度です。ラバーは消耗品なので、定期的な交換(目安は2〜3ヶ月)を前提に購入計画を立てましょう。
パヴァデのプレースタイルから学ぶ用具選びのポイント
パヴァデの用具をそのまま真似するだけでは、実力向上にはつながりません。大切なのは、彼女のプレースタイルの本質を理解し、自分のレベルに合った用具を選ぶことです。
パヴァデのプレースタイルの特徴
パヴァデの卓球は以下の3つの要素で構成されています。
- 強烈な回転量のフォアハンドドライブ:粘着系ラバーを活かした回転主体の攻撃
- コンパクトなバックハンドカウンター:テンション系ラバーの弾みを利用した高速バックハンド
- 精密な台上技術:チキータやフリック、ストップを高い精度で使い分ける技術
これらの要素を踏まえると、用具選びで重視すべきポイントが見えてきます。
初中級者がパヴァデ仕様を目指す場合の注意点
ディグニクスシリーズは非常に高性能ですが、その分扱いが難しい側面もあります。スポンジが硬めなので、スイングスピードが不足すると十分な回転がかけられません。
初中級者の方には、以下のステップアップ方法をおすすめします。
| レベル | フォア側ラバー | バック側ラバー | ラケット |
|---|---|---|---|
| 初級者 | ロゼナ | ロゼナ | SKカーボン |
| 中級者 | テナジー05 | テナジー05 | ティモボルALC |
| 上級者 | ディグニクス09C | ディグニクス05 | ティモボルALC |
ロゼナはバタフライのエントリーモデルですが、テナジーシリーズと同じ「スプリングスポンジ」技術を採用しています。価格は約4,000円台とディグニクスの半額程度で、コストパフォーマンスに優れています。Amazonでも人気の高い定番ラバーです。
ラケットについても、いきなりALC素材に行くのではなく、純木材の5枚合板から始めるのが上達への近道です。木材ラケットは打球感がダイレクトに伝わるため、正しいフォームを身につけやすいメリットがあります。
パヴァデの用具に近い代替ラケット・ラバー5選
パヴァデと同じ用具が予算的に難しい場合や、少し異なる特性を試してみたい場合に、代替となるおすすめの用具を5つご紹介します。
1. バタフライ「張継科ALC」(ラケット)
ティモボルALCと同じALC素材を使用した、中国のレジェンド張継科のシグネチャーモデルです。ブレード面がわずかに大きく、ブロック時の安定感が高いのが特徴です。価格帯もティモボルALCとほぼ同じで、Amazonで約18,000〜20,000円程度で購入できます。
2. バタフライ「インナーフォースレイヤーALC」(ラケット)
ALC素材をブレードの内側(インナー)に配置したモデルです。外側にカーボンを配置するティモボルALCと比べて、より柔らかい打球感で、コントロール性が高くなります。回転をかける感覚を重視する方におすすめです。パヴァデのような回転主体のプレーとも好相性です。
3. バタフライ「テナジー05」(ラバー)
ディグニクス05の前モデルですが、今でも世界中のトッププロが使用する名作ラバーです。ディグニクス05よりもやや柔らかいスポンジ(36度)で、扱いやすさが向上しています。価格は約6,000円台で、ディグニクスよりも1,000円ほど安く購入できます。
4. バタフライ「ディグニクス80」(ラバー)
ディグニクス05とディグニクス09Cの中間的な性能を持つラバーです。スピードと回転のバランスに優れ、オールラウンドに使えます。フォア・バック両面に貼っても違和感なく使えるため、用具選びに迷った際の有力候補です。
5. ニッタク「キョウヒョウNEO3」(ラバー)
中国製の粘着ラバーの代表格です。ディグニクス09Cの代替としてフォア面に使用する選手も多くいます。粘着力が非常に強く、サーブの回転量ではディグニクス09Cに匹敵します。価格は約4,000円台とコストパフォーマンスに優れています。ただし、弾みはテンション系よりも控えめなので、パワーのある選手向きです。
これらの用具はいずれもAmazonで購入可能です。複数の用具を試してみて、自分のプレースタイルに最も合うセットアップを見つけることが、上達への最短ルートです。
パヴァデのような攻撃型プレーヤーになるための練習法
最適な用具を揃えても、練習なしには上達しません。ここでは、パヴァデのプレースタイルに近づくための具体的な練習法を紹介します。
フォアハンドドライブの回転量を上げる練習
パヴァデのフォアハンドを真似するなら、まずは薄く擦る感覚を身につけることが重要です。以下の練習を取り入れてみてください。
- 多球練習(下回転打ち):パートナーに下回転サーブを出してもらい、フォアドライブで持ち上げる。1セット50球×5セットが目安。
- 擦り上げドライブ:ボールの真上をラバーで薄く擦るように打つ。ネットを超える高さよりも、回転量を意識する。
- 回転量の確認:壁に向かってドライブを打ち、バウンド後のボールの跳ね方で回転量を確認する。
バックハンドカウンターの練習
パヴァデのバックハンドはコンパクトなスイングが特徴です。
- ブロック→カウンターの切り替え:パートナーのドライブをブロックした後、次球をカウンタードライブする練習。反応速度と切り替えの速さが鍛えられます。
- バックハンドのフットワーク:バック側に来たボールを横に動きながら打つ練習。実戦では常に最適な位置で打球できるとは限りません。
台上技術の精度を高める練習
パヴァデの試合を見ると、台上でのストップやフリックの精度が非常に高いことがわかります。
- ストップ練習:相手のサーブに対して、ネット際に短く止める練習。ボールのバウンド直後を捉えるタイミングが重要です。
- チキータ練習:バック側の短いボールに対して、手首を使って横回転をかける技術。現代卓球では必須のテクニックです。
これらの練習を週3回以上、各30分ずつ継続すれば、3ヶ月後には明らかな上達を実感できるはずです。
練習時には卓球用のトレーニングボール(多球練習用)があると便利です。Amazonでは「ニッタク プラ3スタープレミアム」などの公認球や、練習用のプラスチックボール(100球入り等)が販売されています。多球練習は上達の基本なので、ぜひ投資してみてください。
用具のメンテナンスで性能を最大限に引き出す方法
高性能な用具も、メンテナンスを怠ると本来の性能を発揮できません。パヴァデのようなトッププロは、用具の状態管理を徹底しています。ここでは一般プレーヤーでも実践できるメンテナンス方法を解説します。
ラバーのクリーニング
ラバーの表面は、使用するたびにホコリや皮脂が付着します。特に粘着性ラバー(ディグニクス09Cなど)は汚れが性能に直結するため、毎回の練習後にクリーニングすることが大切です。
- ラバークリーナーを吹きかけて、専用スポンジで優しく拭き取る
- クリーニング後は保護シートを貼って保管する
- 直射日光や高温多湿を避けて保管する
バタフライの「ラバークリーナーフォームタイプ」はAmazonで約800円程度で購入できます。ラバーの寿命を延ばし、常にベストな状態でプレーするために欠かせないアイテムです。
ラバーの交換時期の見極め
ラバーは消耗品です。以下のサインが出たら交換のタイミングです。
- 表面の光沢がなくなり、白っぽく変色してきた
- 以前と同じスイングでも回転量が明らかに低下した
- ラバーの端がめくれたり剥がれたりしてきた
- 使用開始から2〜3ヶ月が経過した(週3回以上練習する場合)
プロ選手の中には1〜2週間でラバーを交換する選手もいますが、一般プレーヤーは2〜3ヶ月を目安にすれば十分です。
ラケットの保管方法
ラケットは木材でできているため、湿気に弱い性質があります。以下のポイントを守りましょう。
Amazonではバタフライやニッタクの各種ラケットケースが販売されています。1,500〜3,000円程度で購入でき、大切な用具を守るために必需品です。
まとめ:パヴァデのラケット・ラバーを参考に自分だけのセットアップを見つけよう
パヴァデの用具選びには、彼女のプレースタイルに裏打ちされた明確な理由があります。最後に、この記事のポイントを整理します。
- パヴァデはバタフライの用具を使用しており、ラケットはティモボルALC系、ラバーはフォア面にディグニクス09C、バック面にディグニクス05とされている
- ALC素材のラケットは、パワーと安定性のバランスに優れ、攻撃型の選手に最適
- 粘着性テンションラバー(ディグニクス09C)はフォアハンドの回転量を最大化する
- テンション系ラバー(ディグニクス05)はバックハンドの高速カウンターに適している
- 初中級者はいきなりプロ仕様にせず、段階的にステップアップするのが上達の近道
- 用具のメンテナンスを怠らず、常にベストな状態でプレーすることが重要
- 自分のプレースタイルやレベルに合った用具を見つけることが、最終的な上達への鍵となる
パヴァデのようなトッププロの用具を参考にしつつ、自分だけの最適なセットアップを見つけてください。用具選びも卓球の楽しさのひとつです。ぜひ色々試して、ベストな一本を見つけましょう!
よくある質問(FAQ)
パヴァデが使用しているラケットのメーカーはどこですか?
パヴァデはバタフライ(Butterfly)の用具を使用しています。ラケットはティモボルALCもしくはそのカスタムモデルとされ、アリレートカーボン素材を採用した7枚構成のブレードが特徴です。バタフライは日本を代表する卓球用品メーカーで、世界中のトッププロに愛用されています。
パヴァデのラバーは何を使っていますか?
パヴァデはフォアハンド側にバタフライ「ディグニクス09C」(粘着性テンションラバー)、バックハンド側にバタフライ「ディグニクス05」(テンション裏ソフトラバー)を使用しているとされています。フォア面で回転量を、バック面でスピードを重視したセットアップです。
パヴァデと同じ用具は初心者でも使えますか?
パヴァデが使用するディグニクスシリーズはスポンジが硬めで、ある程度のスイングスピードが必要です。初心者の方にはバタフライの「ロゼナ」など、扱いやすいエントリーモデルから始めることをおすすめします。段階的にステップアップし、中上級者になってからディグニクスに移行するのが効率的です。
パヴァデの用具のセットアップにかかる費用はどれくらいですか?
パヴァデと同じセットアップの場合、ラケット(ティモボルALC)が約18,000〜20,000円、ラバー(ディグニクス09C+ディグニクス05)が各約7,000〜8,000円で、合計約33,000〜36,000円程度になります。ラバーは2〜3ヶ月ごとの交換が目安なので、ランニングコストも考慮しましょう。
ディグニクス09Cとディグニクス05の違いは何ですか?
ディグニクス09Cは粘着性テンションラバーで、シートの粘着力により強烈な回転をかけやすいのが特徴です。一方、ディグニクス05は純粋なテンション裏ソフトラバーで、スピードと回転のバランスに優れています。09Cはサーブやループドライブの回転量で優位、05はカウンターやスマッシュなどスピード系の技術で威力を発揮します。



