ドゥダとは?世界トップクラスのオールラウンダー
ベネディクト・ドゥダ(Benedikt Duda)はドイツ出身の卓球選手です。1995年生まれで、ブンデスリーガ(ドイツ卓球リーグ)を主戦場に活躍しています。世界ランキングでも上位に食い込む実力者で、国際大会でも数々の好成績を残してきました。
ドゥダの最大の特徴は両ハンドの攻撃力と安定感を高いレベルで両立している点です。フォアハンドの強烈なドライブだけでなく、バックハンドのカウンターやフリックの精度も非常に高く、ラリー戦でもサーブ・レシーブ戦でも隙がありません。
そんなドゥダのプレーを支えているのが、こだわり抜かれたラケットとラバーの組み合わせです。ここからは、ドゥダが実際に使用している(あるいは使用してきた)用具を詳しく見ていきましょう。
ドゥダが使用するラケットの詳細スペック
ドゥダは長年にわたりSTIGA(スティガ)の契約選手として活動しています。使用ラケットはSTIGAのブレードの中でもトップモデルに位置づけられるものです。
ドゥダが使用しているラケットとして知られるのが「STIGA ダイナスティ カーボン」や、近年では「STIGA サイバーシェイプ カーボン」といったモデルです。サイバーシェイプは六角形の革新的なブレード形状で話題を集めました。
STIGA サイバーシェイプ カーボンの主な特徴
- ブレード形状:六角形(ヘキサゴン)で、スイートスポットが従来より約13%拡大
- 合板構成:木材5枚+カーボン2枚(アウターカーボン配置)
- 平均重量:約85g前後
- 板厚:約5.7mm
- 弾み:かなり高い(スピード系のブレード)
- グリップ:フレア(FL)、ストレート(ST)、アナトミック(AN)など複数展開
アウターカーボン(ブレードの外側にカーボン層を配置する構造)により、ボールを弾く力が非常に強いのが特徴です。トップ選手の高速ラリーに対応できるスピード性能を備えつつ、六角形のブレード形状によりエッジ付近でもしっかりとした打球感が得られます。
ドゥダのように台から離れた位置でのパワードライブを多用する選手には、この弾みの強さが大きな武器になります。一方で、台上プレーではボールが飛びすぎないよう繊細なタッチが求められるため、上級者向けのラケットと言えるでしょう。
ドゥダが以前使用していたラケット
ドゥダは過去にSTIGA カーボネード 245やSTIGA ダイナスティ カーボンを使用していた時期もあります。いずれもSTIGAの上位モデルで、カーボン素材を使った高弾性ブレードです。ドゥダが一貫してカーボン系のラケットを選んでいることから、スピード重視のプレースタイルであることが分かります。
Amazonでもドゥダが使用するSTIGAのラケットを購入できます。特にサイバーシェイプ カーボンは話題性も高く、中・上級者に人気のブレードです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ドゥダが使用するラバーの詳細と特徴
ドゥダのラバーセッティングも非常に注目されています。フォア面・バック面ともに高性能なテンション系裏ソフトラバーを使用しています。
フォア面:STIGA ジェネシスII M(またはDNA Platinum系)
ドゥダのフォア面には、STIGAのトップラバーが装着されています。近年ではSTIGA DNA Platinum XHやSTIGA DNA Dragon Gripといった最新ラバーを使用しているとの情報があります。
- スポンジ硬度:かなり硬め(XHは約52.5度程度)
- スポンジ厚:MAX(最大厚)
- 特徴:圧倒的なスピードと強烈な回転量を両立
- 適正:パワーのある上級者向け
STIGA DNA Platinumシリーズは、STIGAが誇る最上位ラバーラインです。特にXH(エクストラハード)は硬いスポンジで食い込ませることで爆発的なボールスピードを生み出します。ドゥダのフォアハンドドライブの威力の源は、このラバーの性能に支えられているのです。
バック面:STIGA DNA Platinum系ラバー
バック面にもSTIGAのDNA系ラバーを使用しています。フォア面よりもやや柔らかめのスポンジ硬度(HやMなど)を選択しているケースが多いです。
- スポンジ硬度:やや硬め〜硬め(Hは約47.5度程度)
- スポンジ厚:MAX
- 特徴:バックハンドでのコントロール性とスピードのバランス
- 適正:中・上級者向け
バック面に少し柔らかめのラバーを選ぶ理由は、台上でのフリックやブロックの安定感を高めるためです。バックハンドはフォアハンドほど大きくスイングできない場面が多いため、軽い力でもしっかり回転がかかるラバーが適しています。
ドゥダは両ハンドの攻撃力が持ち味ですが、フォア面とバック面で微妙にラバーの硬度を変えることで、攻撃と安定性のバランスを最適化しているのです。このセッティングの考え方は、一般プレーヤーにとっても非常に参考になります。
ドゥダのプレースタイルと用具の関係性
ドゥダの用具選びを理解するには、そのプレースタイルを知ることが重要です。ここでは、ドゥダの戦術的特徴と用具の関係を深掘りします。
高速両ハンドドライブ
ドゥダは前陣〜中陣で両ハンドドライブを軸に攻め続けるスタイルです。特にバックハンドのカウンタードライブは世界トップクラスで、相手の強打をそのまま打ち返す技術に長けています。
この戦術を支えるのが、カーボン入りの高弾性ラケットとテンション系裏ソフトラバーの組み合わせです。カーボンブレードの「弾き」の良さと、テンションラバーの「自動的な回転発生力」が合わさることで、コンパクトなスイングでも威力のあるボールを放つことが可能になります。
台上処理の巧みさ
ドゥダは台上のフリックやチキータ(バックハンドフリック)も非常に巧みです。六角形のサイバーシェイプブレードは台上でのボールの拾いやすさにも利点があると言われています。スイートスポットが広いため、多少打球点がずれても安定したボールが出せるのです。
サーブの多彩さ
ドゥダのサーブは回転量の変化が大きく、相手のレシーブミスを誘います。粘着性の高いトップシートを持つSTIGA DNAシリーズのラバーは、サーブ時の回転のかけやすさにも貢献しています。回転の「見えにくさ」でポイントを奪うドゥダのサーブは、ラバーの性能あってこそです。
ドゥダの用具を真似したい方への選び方ガイド
「ドゥダと同じ用具を使ってみたい」と考える方は少なくないでしょう。しかし、トップ選手の用具をそのまま使えば上達するとは限りません。ここではレベル別のおすすめセッティングを紹介します。
上級者向け:ドゥダと同じセッティングに挑戦
卓球歴が長く、しっかりとしたスイングができる上級者であれば、ドゥダと同じ用具を試す価値があります。
- ラケット:STIGA サイバーシェイプ カーボン
- フォア面:STIGA DNA Platinum XH(MAX)
- バック面:STIGA DNA Platinum H(MAX)
総重量は190g前後になることが多く、やや重めのセッティングです。パワーとスイングスピードに自信がある方に適しています。
中級者向け:弾みを抑えたアレンジ
中級者の方がいきなりドゥダと同じセッティングを使うと、ボールが飛びすぎてコントロールが難しい場合があります。以下のようなアレンジがおすすめです。
- ラケット:STIGA サイバーシェイプ ウッド(カーボンなし)またはSTIGAの5枚合板ブレード
- フォア面:STIGA DNA Platinum M(ミディアム硬度)
- バック面:STIGA DNA Platinum S(ソフト硬度)
ラバーの硬度を下げることで、軽い力でもしっかり回転がかかり、コントロールもしやすくなります。まずはこのセッティングで慣れてから、徐々に硬度を上げていくのが上達への近道です。
初心者向け:まずは基礎を固める用具を
初心者の方には、ドゥダの用具は明らかにオーバースペックです。まずは5枚合板の木材ラケットとコントロール系の裏ソフトラバーで基礎技術をしっかり身につけましょう。基礎が固まった段階でカーボンラケットやテンション系ラバーにステップアップすると、スムーズに性能を引き出せるようになります。
Amazonでは、STIGAのラケットやラバーはもちろん、各レベルに合ったセット商品も豊富に取り扱われています。特にSTIGA DNA Platinumシリーズは品薄になることもあるため、購入を検討されている方は早めにチェックすることをおすすめします。
ドゥダの用具とライバル選手の用具を比較
ドゥダの用具選びをより深く理解するために、同世代・同タイプのライバル選手の用具と比較してみましょう。
| 選手名 | ラケット | フォアラバー | バックラバー |
|---|---|---|---|
| ベネディクト・ドゥダ | STIGA サイバーシェイプ カーボン | STIGA DNA Platinum XH | STIGA DNA Platinum H |
| トルルス・モーレゴード | STIGA サイバーシェイプ カーボン | STIGA DNA Dragon Grip | STIGA DNA Dragon Grip |
| ダン・チウ | STIGA ダイナスティ カーボン | STIGA DNA Platinum XH | STIGA DNA Platinum H |
| 林昀儒(リン・ユンジュ) | バタフライ ティモボルALC | バタフライ ディグニクス09C | バタフライ ディグニクス05 |
※用具情報は時期により変更される場合があります。
同じSTIGA契約選手であるモーレゴードも六角形のサイバーシェイプを使用していますが、ラバーのチョイスが異なります。モーレゴードはDNA Dragon Gripという粘着性の高いラバーを両面に採用し、回転量を重視したセッティングです。
一方、ドゥダはフォア面にXH(エクストラハード)を選ぶことで、スピード重視のパワープレーに寄せています。同じラケットでもラバーの選択で全く異なる打球感になることがよく分かる例です。
バタフライのディグニクスシリーズを使用する林昀儒と比較すると、ドゥダの用具は全体的にスピード寄りと言えます。ディグニクス09Cは粘着テンションラバーで回転重視、ドゥダのDNA Platinumはスピードテンションラバーで弾き重視という違いがあります。
ドゥダモデルの用具を長持ちさせるメンテナンス方法
高性能な用具は適切なメンテナンスをしないと、本来の性能が早く劣化してしまいます。ドゥダが使うようなテンション系ラバーは特に表面のグリップ力が命です。以下のポイントを押さえましょう。
ラバーのクリーニング
- 練習後は必ず専用クリーナーとスポンジでラバー表面を拭きましょう
- 汗や指紋がついたまま放置すると、回転性能が著しく低下します
- クリーニング後は保護フィルムを貼って保管するのがベストです
ラケットの保管方法
- 直射日光や高温多湿を避けた場所で保管しましょう
- 車内への放置は絶対にNGです(ラバーの劣化やブレードの反りの原因になります)
- ラケットケースに入れて持ち運ぶことで、物理的なダメージを防げます
ラバーの交換時期の目安
テンション系ラバーの寿命は使用頻度によりますが、一般的に以下が目安です。
- 週3〜4回以上の練習:約1〜2ヶ月で交換
- 週1〜2回の練習:約2〜3ヶ月で交換
- 月数回程度の練習:約3〜6ヶ月で交換
ラバー表面がツルツルになったり、打球音が以前と変わってきたら交換のサインです。ドゥダのようなトップ選手は試合ごとに新品のラバーに交換することもあります。一般プレーヤーでもこまめなラバー交換はパフォーマンスに直結しますので、ぜひ意識してみてください。
Amazonではラバークリーナーや保護フィルム、ラケットケースなどのメンテナンス用品も手軽に購入できます。NITTAKUやバタフライなどのブランドから選べますので、用具と一緒に揃えておくと良いでしょう。
まとめ:ドゥダのラケット・ラバーから学ぶ用具選びのポイント
この記事で紹介したドゥダの用具情報と選び方のポイントを整理します。
- ドゥダはSTIGA契約選手で、サイバーシェイプ カーボンを使用している
- フォア面には硬めのテンション系ラバー(DNA Platinum XH等)でスピード重視
- バック面にはやや柔らかめのラバーでコントロールと安定性を確保
- カーボンラケット+テンションラバーの組み合わせは高速両ハンド攻撃を支えている
- 同じ用具を使う場合は自分のレベルに合った硬度・弾みを選ぶことが重要
- フォアとバックでラバー硬度を変える考え方は一般プレーヤーにも応用できる
- 適切なメンテナンスがラバーの寿命とパフォーマンスを左右する
用具選びに正解はありませんが、ドゥダのような世界トップ選手の考え方を参考にすることで、自分に合ったベストな組み合わせを見つけるヒントになるはずです。まずは気になった用具を試し打ちして、自分の手に合う感覚を大切にしてください。
よくある質問(FAQ)
ドゥダが使用しているラケットのメーカーはどこですか?
ドゥダはSTIGA(スティガ)の契約選手で、主にSTIGA サイバーシェイプ カーボンを使用しています。六角形のユニークなブレード形状が特徴で、スイートスポットが従来の丸形ブレードより約13%広いとされています。
ドゥダのフォア面とバック面のラバーは同じですか?
ドゥダはフォア面とバック面で異なる硬度のラバーを使い分けています。フォア面にはDNA Platinum XHなど硬めのラバーでスピードを重視し、バック面にはやや柔らかめのラバーでコントロール性を確保するセッティングが基本です。
初心者がドゥダと同じ用具を使っても大丈夫ですか?
初心者にはおすすめしません。ドゥダの用具はカーボンラケット+硬いテンション系ラバーという上級者向けの組み合わせで、ボールが飛びすぎてコントロールが非常に難しいです。まずは木材5枚合板のラケットとコントロール系ラバーで基礎を固めてから、段階的にステップアップすることをおすすめします。
STIGA サイバーシェイプ カーボンはどこで購入できますか?
Amazonや楽天市場などのオンラインショップのほか、卓球専門店でも取り扱いがあります。ただし人気商品のため品薄になることがあり、特にプロ選手仕様のものは入手しにくい場合もあります。早めのチェックをおすすめします。
ドゥダの用具の総重量はどのくらいですか?
ラケット(約85g)にラバー2枚を合わせた総重量は約180g〜195g程度と推定されます。テンション系ラバーのMAX厚を両面に貼ると重くなるため、振り抜けるだけのスイングスピードと体力が必要です。
テンション系ラバーの寿命はどのくらいですか?
使用頻度によりますが、週3〜4回の練習で約1〜2ヶ月、週1〜2回で約2〜3ヶ月が交換の目安です。ラバー表面のグリップ力が落ちてきたり、打球音が変わってきたら交換時期のサインです。練習後のクリーニングと保護フィルムの使用で寿命を延ばすことができます。
ドゥダのプレースタイルの特徴は何ですか?
ドゥダは前陣〜中陣で両ハンドドライブを軸に攻め続けるオールラウンド型の攻撃スタイルです。特にバックハンドのカウンタードライブが世界トップクラスで、台上処理やサーブの多彩さも兼ね備えた隙のない選手です。



