卓球のブロックが上手くなりたいあなたへ
「相手の強打をうまく返せない」「ブロックがネットにかかる」「オーバーミスが多い」――卓球をプレーしていると、こんな悩みを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
ブロックは卓球における最も基本的かつ重要な守備技術です。しかし、ただラケットを出すだけでは安定しません。正しいコツを知り、練習を重ねることで、相手のドライブやスマッシュを確実に返球できるようになります。
この記事では、卓球歴20年以上の経験をもとに、ブロックのコツを7つに厳選して徹底解説します。初心者から中級者まで、今日から使える実践テクニックを網羅していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも卓球のブロックとは?基本を理解しよう
まず、ブロックという技術の基本をしっかり押さえておきましょう。理解が浅いまま練習しても、上達スピードは遅くなってしまいます。
ブロックの定義と役割
ブロックとは、相手の攻撃ボール(ドライブやスマッシュ)に対して、自分はスイングをほとんどせず、ラケットを合わせて返球する守備技術のことです。テニスで言えばボレーに近いイメージです。
卓球の試合では、常に攻撃し続けることは不可能です。相手に先に攻められた場面では、まずブロックでしのぎ、そこからカウンターや攻守の切り替えにつなげる必要があります。
つまり、ブロックは「守るための技術」であると同時に、「反撃のチャンスを作るための技術」でもあるのです。
ブロックの種類
卓球のブロックにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を知っておくと、場面に応じた使い分けができるようになります。
| ブロックの種類 | 特徴 | 使用場面 |
|---|---|---|
| 止めブロック | ラケットをほぼ動かさず当てるだけ | 相手の強ドライブに対して |
| 伸ばしブロック | 少し押すように前方へ送る | 相手の中間球に対して |
| サイドスピンブロック | 横回転を加えて返球する | コースを変えたい時 |
| カウンターブロック | 相手の回転を利用して強く弾き返す | 攻守逆転を狙う時 |
| ソフトブロック | 力を抜いて短く返す | 相手のリズムを崩したい時 |
初心者の方は、まず「止めブロック」を確実にマスターしましょう。そこから段階的に他のブロックを習得していくのが効率的です。
【コツ①】正しい基本姿勢を身につける
ブロックの精度を高めるうえで、最も重要なのが基本姿勢(レディーポジション)です。姿勢が崩れていると、どれだけラケットワークを練習しても安定しません。
理想的なスタンスと重心
ブロックに適した基本姿勢のポイントは以下の通りです。
- 足は肩幅より少し広めに開く
- 膝を軽く曲げ、やや前傾姿勢をとる
- 重心はつま先寄りにかける(かかとは浮かさない程度)
- 両足の体重配分は5対5を意識する
- ラケットはおへその前あたりに構える
よくある間違いは、棒立ちの状態でブロックしようとすることです。膝が伸びた状態では、ボールの高さに合わせた微調整ができません。
プロ選手のブロック時の姿勢を観察すると、膝の角度はおよそ120〜140度になっています。鏡の前で自分の姿勢をチェックしてみましょう。
台との距離感が重要
ブロックをする際は、台から約40〜60cmの位置に立つのが基本です。台に近すぎると反応が間に合わず、遠すぎるとボールが落ちてしまいます。
相手がドライブを打ってくるとわかったら、通常の位置よりも半歩ほど台に近づくことを意識してみてください。この「半歩」が、ブロックの成功率を大きく左右します。
基本姿勢を安定させるためには、足腰の筋力も大切です。日頃からスクワットやランジなどの下半身トレーニングも取り入れましょう。
【コツ②】ラケットの角度を正しくセットする
ブロックが安定しない原因の多くは、ラケット角度の設定ミスにあります。相手の回転に合わせた角度調整が、ブロック上達の鍵を握ります。
ドライブに対する角度の目安
相手のドライブ(上回転の攻撃ボール)に対しては、ラケットの面をややかぶせる(前傾させる)必要があります。
具体的な角度の目安は以下の通りです。
- 弱いドライブ:ラケット面を約80度(ほぼ垂直からやや前傾)
- 中程度のドライブ:ラケット面を約60〜70度
- 強ドライブ・ループドライブ:ラケット面を約45〜60度
この数字はあくまで目安です。大切なのは、「回転が強いほどかぶせる」という原則を体で覚えることです。
ナックルボールへの対応
注意が必要なのが、ナックル性(無回転に近い)のボールです。ドライブと同じ角度でブロックすると、ネットにかかってしまいます。
ナックルボールに対しては、ラケット面をやや上向き(90度かそれ以上)にして受けましょう。相手が回転をかけているのかかけていないのかを見極める「ボール判断力」も同時に磨いていく必要があります。
角度調整の練習方法
おすすめの練習法は、パートナーにドライブの強さを変えてもらいながら、ブロックを繰り返す方法です。最初はゆっくりなドライブから始めて、徐々にスピードと回転量を上げていきます。
一球ごとにラケット角度を微調整する感覚を養うことで、実戦でも瞬時に対応できるようになります。
ラケット角度の安定にはラバーの性能も大きく影響します。コントロール重視のラバーを使うとブロックの感覚が掴みやすくなるでしょう。Amazonで人気のラバーとして、バタフライの「テナジー05」があります。回転性能とコントロールのバランスが良く、ブロック時の安定感にも定評があります。
【コツ③】力を抜いてインパクトの瞬間だけ意識する
ブロックでありがちなミスの一つが、力の入れすぎです。「相手の強打を返さなきゃ」という意識が強すぎると、腕に余計な力が入り、かえってミスが増えてしまいます。
脱力の重要性
ブロックは、相手のボールの力を利用して返球する技術です。自分から強く振る必要はまったくありません。
グリップの握りは、普段の30〜40%程度の力で十分です。よく「卵を握るくらいの力加減」と表現されますが、まさにその感覚が理想的です。
脱力状態からインパクトの瞬間だけ、指先にキュッと力を入れる。この「0→1」の力の使い方がブロックの精度を飛躍的に高めます。
手首の使い方
ブロック時に手首を大きく動かすのはNGです。手首が動くと面が安定せず、返球コースが定まりません。
意識すべきは、手首を軽く固定しつつ、肘から先をコンパクトに前に出すことです。大きなスイングは不要で、5〜10cm程度ラケットを前方に押し出すイメージで十分です。
上半身の力みをチェックする方法
自分が力んでいるかどうかは、以下のポイントでチェックできます。
- 肩が上がっていないか
- 歯を食いしばっていないか
- 呼吸が止まっていないか
- フリーハンド(ラケットを持っていない手)が硬直していないか
練習中にパートナーや指導者に確認してもらうのも効果的です。動画撮影して自分のフォームを客観的に見るのも、上達の近道です。
【コツ④】タイミングと打球点を安定させる
ブロックが不安定な人の多くは、打球するタイミングと位置がバラバラです。ここを安定させるだけで、ブロックの成功率は劇的に向上します。
理想的な打球点は「バウンド直後の頂点」
ブロックの理想的な打球点は、ボールが自分のコートにバウンドした直後、頂点に達するまでの間です。一般的に「ライジング」と呼ばれるポイントです。
この打球点でとらえるメリットは3つあります。
- 相手に時間的余裕を与えない
- ボールの勢いを利用しやすい
- ネットより高い位置でとらえやすい
逆に、ボールが落ち始めてからブロックしようとすると、ネットより低い位置からの返球になり、ミスが増えます。
タイミングを合わせるための視線の使い方
タイミングを安定させるコツは、ボールをよく見ることです。当たり前のようですが、実戦では相手の動きに気を取られ、ボールから目を離してしまうことが少なくありません。
特に意識したいのは以下のポイントです。
- 相手がインパクトする瞬間のラケット角度を見る
- ボールの軌道を追い、自分のコートでのバウンド位置を予測する
- バウンド後の最初の上昇局面でラケットを合わせる
「見る→予測する→合わせる」という一連の流れを、繰り返し練習で体に染み込ませましょう。
多球練習でタイミング感覚を磨く
タイミング練習にはマシンや多球練習が非常に効果的です。同じスピード・回転のボールを連続で受けることで、正しい打球点の感覚が自然に身につきます。
多球練習を行う際は、三英(サンエイ)の「ロボポン」シリーズなどの卓球マシンがあると自主練でも効率的に練習できます。Amazonでも各種卓球マシンが販売されていますので、レベルに合ったものを検討してみてください。手軽な価格帯のものなら1万円前後から購入可能です。
【コツ⑤】コース取りで相手を翻弄する
ブロックは「ただ返すだけ」ではもったいない技術です。コースを意識したブロックができれば、守備から攻撃への切り替えがスムーズになります。
基本は相手のフォア側に返す
ブロックのコース取りで最も効果的なのが、相手のフォア側(利き手側)に深く返すことです。
なぜフォア側が効果的かというと、相手はドライブを打った後にバック側に戻ろうとする習性があるからです。フォア側に返すことで、相手を大きく動かし、次の攻撃の精度を落とすことができます。
ミドル(体の正面)を突く
もう一つの有効なコースが、相手のミドル(体の正面付近)です。ミドルへのブロックは、相手がフォアで打つかバックで打つか迷わせる効果があります。
特に、クロスへのドライブに対してストレート(ミドル方向)へブロックを返すと、相手の体勢が崩れやすくなります。
コースの打ち分け方
ブロックでコースを打ち分けるには、ラケット面の向きを変えるだけで十分です。大きなスイングでコースを変えようとすると、ミスの原因になります。
- クロスに返す場合:ラケット面をやや斜め外側に向ける
- ストレートに返す場合:ラケット面を正面に向けたまま合わせる
- ミドルに返す場合:ラケット面をやや内側に向ける
角度の変化はほんのわずかです。ラケット面の1〜2度の違いで返球コースは大きく変わります。この微調整の感覚は、繰り返しの練習で磨いていきましょう。
【コツ⑥】フットワークと体の使い方を連動させる
ブロックは上半身だけの技術だと思われがちですが、実はフットワーク(足の運び)が非常に重要です。足が動かなければ、良い位置でボールを捉えることができません。
ブロック時のフットワークの基本
ブロックに必要なフットワークは、大きく動くものではありません。基本は小さなサイドステップです。
ポイントは以下の3つです。
- 常に小刻みに足を動かし続ける:止まった状態からの反応は遅れます
- ボールに対して正面を向く:体が横を向くとブロック面が安定しません
- ステップと同時にラケットを準備する:足と手を同時に動かす意識を持ちましょう
体幹を使ったブロック
安定したブロックには体幹の安定が欠かせません。腕だけでブロックしようとすると、力みが生じてコントロールが乱れます。
イメージとしては、おへそをボールに向けるように体全体で受ける意識を持ちましょう。お腹に少し力を入れた状態で、上半身のブレを最小限にすることがコツです。
体幹トレーニングとしては、プランクやサイドプランクが効果的です。卓球の練習前のウォーミングアップに取り入れることをおすすめします。
フットワーク練習におすすめのシューズ
ブロック時の細かいフットワークを支えるには、卓球専用シューズが必須です。一般的な運動靴では、グリップ力やクッション性が不足し、素早い切り返しができません。
Amazonで購入できる卓球シューズでは、ミズノの「ウエーブドライブ」シリーズやバタフライの「レゾライン」シリーズが人気です。足にフィットするシューズを選ぶことで、フットワークの質が格段に向上します。価格帯は5,000円〜15,000円程度で、投資対効果の高い卓球用品の一つです。
【コツ⑦】実戦で使える応用ブロックテクニック
基本のブロックが安定したら、応用テクニックにも挑戦してみましょう。これらを使いこなせれば、試合での得点力が大幅にアップします。
カウンターブロック
カウンターブロックとは、相手のドライブの回転とスピードを利用して、通常のブロックよりも速いボールを返球する技術です。
コツは以下の通りです。
- 通常のブロックよりもラケットを少しだけ前に押し出す
- インパクト時に手首を微妙に「弾く」イメージ
- 打球点はライジングのやや早めを意識する
カウンターブロックが決まると、相手は攻めているのに逆に押し込まれる形になり、精神的にも大きなダメージを与えることができます。
サイドスピンブロック
サイドスピンブロックは、ブロック時に横回転を加えて返球する技術です。相手のボールが曲がるため、次の攻撃が難しくなります。
やり方は、インパクト時にラケットをやや横方向にスライドさせるだけです。大きく振る必要はなく、5cm程度の横方向の動きで十分な回転がかかります。
特にバック側でのサイドスピンブロックは、相手のフォアドライブに対して非常に効果的です。
ソフトブロック(ストップブロック)
ソフトブロックは、あえてボールの勢いを吸収して、短く返球する技術です。相手が台から離れている場合に特に有効で、前に引き出して体勢を崩すことができます。
コツは、インパクトの瞬間にラケットをやや手前に引くことです。バウンド後に前に伸びないボールになるため、相手は前に詰めざるを得なくなります。
これら応用技術の練習には、相手のボールの威力をしっかり感じ取れる感覚が必要です。粘着系ラバーを使うと回転の影響を受けやすい分、ボールの回転を感じ取る練習にもなります。中国製の粘着ラバーや、ニッタクの「キョウヒョウ」シリーズなどがAmazonで入手可能です。
ブロックが上達しない人に共通する5つの原因
コツを知っていても上達しないケースがあります。ここでは、ブロックが苦手な人に共通する5つの原因と、その改善策を解説します。
原因①:スイングが大きすぎる
ブロックは「合わせる技術」です。ドライブやスマッシュと同じようにスイングしてしまうと、タイミングが合わずミスが増えます。
改善策:ラケットの動きを最小限(5〜10cm程度)に抑える意識を持ちましょう。壁の近くでシャドー練習をすると、自然とコンパクトなスイングが身につきます。
原因②:予測ができていない
相手がドライブを打ってからラケットを出すのでは遅すぎます。相手の体勢やラケットの向きから、コースとスピードを事前に予測する力が必要です。
改善策:練習中、相手がボールを打つ前に「フォアかバックか」を声に出して予測してみましょう。最初は当たらなくても、繰り返すうちに予測精度が上がります。
原因③:ラバーが合っていない
テンション系の弾みすぎるラバーを使っていると、ブロック時にボールが飛びすぎてオーバーミスが増えることがあります。
改善策:コントロール系のラバーに変更するか、ラバーの硬度(スポンジの固さ)を見直しましょう。ブロック重視のプレーヤーには、やや硬めのスポンジ(45度以上)がおすすめです。
原因④:バック面だけで対応しようとする
ブロックというとバックハンドのイメージが強いですが、フォア側に来たボールをバックで無理に取ろうとすると、体勢が崩れます。
改善策:フォアハンドブロックも練習しましょう。フォア側に来たボールはフォアブロックで対応するのが基本です。フォアとバック両方のブロックを使い分けられるようになると、守備範囲が格段に広がります。
原因⑤:メンタルの問題
相手の強打に対して恐怖心があると、体が引けてしまい、ブロックが甘くなります。
改善策:まずは弱いドライブからブロック練習を始め、「ブロックできる」という成功体験を積み重ねましょう。自信がつけば、自然と強打にも対応できるようになります。
ブロック上達のための効果的な練習メニュー
ここでは、ブロックを効率的に上達させるための具体的な練習メニューを3つ紹介します。毎日の練習に取り入れてみてください。
練習メニュー①:ワンコースブロック(10分)
パートナーにバック対バックでドライブを打ってもらい、それを連続でブロックする練習です。
- 最初は50球連続成功を目標にする
- 慣れたら100球連続を目指す
- ドライブのスピードを段階的に上げてもらう
この練習で、ラケット角度とタイミングの基本感覚が身につきます。
練習メニュー②:ランダムブロック(15分)
パートナーにフォアとバック、ランダムにドライブを打ってもらい、すべてブロックで返す練習です。
- フットワークを使って正しい位置でブロックする
- 予測力とリアクションスピードが鍛えられる
- 20球中15球以上成功を目標にする
実戦に近い練習なので、試合直前のウォーミングアップにも最適です。
練習メニュー③:ブロック→カウンター切り替え(15分)
3球目をブロックし、4球目以降で攻撃に転じる練習です。
- 相手がドライブ → 自分がブロック
- 相手が再度ドライブ → 自分がブロック
- 相手が少し甘い球を出す → 自分がカウンタードライブ
この練習により、守備から攻撃への切り替えがスムーズになります。試合で勝つためには、ブロックだけでなく、ブロック後の展開力が重要です。
練習の質を上げるために、練習用の多球ボールがあると便利です。Amazonではニッタクやバタフライの練習用プラスチックボール(100球入り)がリーズナブルな価格で販売されています。大量のボールがあれば、多球練習やマシン練習を効率的に行えます。
ブロックに適したラケット・ラバーの選び方
用具選びもブロックの精度に大きく影響します。ここでは、ブロック重視のプレーヤーにおすすめのラケットとラバーの選び方を解説します。
ラケットの選び方
ブロック重視の場合、以下のポイントでラケットを選びましょう。
- 弾み:中程度がおすすめ。弾みすぎると制御が難しい
- 板の枚数:5枚合板が最もコントロールしやすい
- 重さ:80〜85g程度が操作性と安定性のバランスが良い
- グリップ形状:自分の手に合ったものを選ぶ(フレアが人気)
Amazonで購入できるラケットでは、バタフライの「張継科ZLC」はトップ選手にも愛用者が多く、ブロック時の安定感に優れています。初中級者にはバタフライの「コルベル」がコントロール性能が高くおすすめです。
ラバーの選び方
ブロックに適したラバーの特徴は以下の通りです。
| 項目 | おすすめのスペック | 理由 |
|---|---|---|
| 種類 | 裏ソフトラバー | 回転の影響を受けにくく安定する |
| スポンジ硬度 | やや硬め(40〜47.5度) | ボールが食い込みすぎず制御しやすい |
| スポンジ厚さ | 中〜厚(1.8〜2.0mm) | 厚すぎると弾みすぎる |
| シートの粘着性 | 微粘着〜テンション系 | 好みやプレースタイルに合わせて選択 |
Amazonで人気のブロック向けラバーとしては、ヤサカの「マークV」が安定したコントロール性能で長年愛されています。また、XIOMの「ヴェガヨーロッパ」も価格と性能のバランスが良く、中級者に人気があります。
まとめ:卓球のブロック上達に必要な7つのコツ
この記事で解説した、卓球のブロック上達に必要な7つのコツを振り返りましょう。
- コツ①:正しい基本姿勢を身につける。膝を曲げ、台から40〜60cmの位置で構える
- コツ②:相手の回転に応じてラケット角度を正しくセットする
- コツ③:力を抜き、インパクトの瞬間だけ指先に力を入れる
- コツ④:打球点は「バウンド直後の頂点」を狙い、タイミングを安定させる
- コツ⑤:フォア側やミドルへのコース取りで相手を崩す
- コツ⑥:小さなサイドステップと体幹を使ったフットワークを連動させる
- コツ⑦:カウンターブロックやサイドスピンブロックなどの応用技術も習得する
ブロックは「地味な技術」と思われがちですが、試合の勝敗を左右する最も重要な基盤技術の一つです。守備力が高い選手は、相手に「攻めても決まらない」という心理的プレッシャーを与えることができます。
今日紹介したコツと練習メニューを日々の練習に取り入れて、鉄壁のブロックを手に入れてください。ブロックが安定すれば、試合運びが格段にラクになり、勝率アップにつながるはずです。
よくある質問(FAQ)
卓球のブロックで一番大切なコツは何ですか?
最も大切なのは「力を入れすぎないこと」です。ブロックは相手のボールの力を利用して返球する技術なので、グリップは普段の30〜40%程度の力で握り、インパクトの瞬間だけ指先に力を入れるのがコツです。力みすぎるとラケット面が不安定になり、ミスが増えます。
ブロックのラケット角度はどのくらいが適切ですか?
相手のドライブの回転量によって変わります。弱いドライブに対しては約80度(ほぼ垂直)、中程度のドライブには60〜70度、強いループドライブには45〜60度を目安にラケット面をかぶせます。基本的に「回転が強いほど面をかぶせる」と覚えておきましょう。
ブロックが安定しない初心者は何から練習すべきですか?
まずは「ワンコースブロック」から始めましょう。パートナーにバック対バックでゆっくりなドライブを打ってもらい、50球連続で返せることを目標にします。基本姿勢・ラケット角度・タイミングの3つを一つずつ意識しながら練習してください。慣れたらスピードを上げ、フォア側のブロックも練習しましょう。
ブロックに向いているラバーはどんなものですか?
コントロール性能が高い裏ソフトラバーが向いています。スポンジ硬度はやや硬め(40〜47.5度)、厚さは中〜厚(1.8〜2.0mm)がおすすめです。具体的な商品としては、ヤサカの「マークV」やXIOMの「ヴェガヨーロッパ」が価格と性能のバランスが良く、ブロックの安定感が高いと評判です。
フォアハンドでのブロックのコツはありますか?
フォアハンドブロックは、バックブロックよりも体の向きの調整が重要です。ボールに対して体の正面を向け、ラケットを体の右前方(右利きの場合)に構えます。バックブロック以上に脱力を意識し、手首を固定してコンパクトに合わせましょう。フォアブロックを使えると守備範囲が大きく広がります。
ブロックとカットの違いは何ですか?
ブロックはラケットをほとんど振らず、台の近くで相手のボールに合わせて返す技術です。一方カットは、台から離れた位置で下回転をかけながらボールを返す技術です。ブロックは前陣(台の近く)で行い、カットは中〜後陣で行うという大きな違いがあります。また、ブロックは攻撃型の選手も使いますが、カットはカットマンと呼ばれる守備型の選手が主に使用します。
ブロック練習は一人でもできますか?
一人でも工夫次第で練習可能です。卓球マシンを使えば、一定のスピード・回転のボールを繰り返し受けることができます。また、壁打ち練習でコンパクトなスイングの感覚を養うこともできます。ただし、実戦的なブロック力を身につけるには、パートナーとの対人練習も定期的に行うことをおすすめします。



